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2016年1月25日

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カナダ中西部サスカチュアン州北部の学校で22日、発砲によって2人が死亡したほか、民家で少年2人が射殺されているのが見つかった。警察は学校の発砲現場で拘束した17歳少年を、4件の第一級殺害の疑いで逮捕した。少年は7件の殺人未遂容疑にも問われている。

人口3000人のラロシュ地区は、他の町村から離れており、先住民族が多く住む。襲われた学校は幼稚園から12年生(日本の高校3年生に相当)までの生徒900人が通う。

王立カナダ騎馬警察(RCMP)によると、22日午後1時(日本時間23日午前4時)ごろに「銃を撃ち続けている者がいる」と通報を受け、その45分後に容疑者を拘束。目撃者たちによると、6発以上の銃声が聞こえたという。

10年生(日本の高校1年生)のノエル・デジャルレさんはカナダ放送協会(CBC)に対して、「校舎の外に走って逃げました。悲鳴がたくさん聞こえた。自分が外に出る前に6発か7発の銃声が聞こえた。自分が外に出ることにはもっと撃っていたと思う」と話した。

調べによると17歳少年は、近くに住むデイン・フォンテインさん(17)と弟のドレイデンさん(13)を撃ち殺した後、学校へ向かい、教師アダム・ウッドさん(35)と補助教員マリー・ジャンビエさん(21)を殺害した疑い。ジェンビエさんはケビン・ジャンビエ市長代行の娘。

少年の動機は明らかにされていない。

事件を発表したトルドー首相は、「子供をもつ親にとって最悪の悪夢だ」と述べた。

カナダの銃規制

・カナダで銃や銃弾を買うには、銃器法にもとづく免許が必要。免許を取得するには、安全講習と身元調査に合格した上で、所定の期間を待機しなくてはならない。

・銃は「非規制」(主に狩猟用の散弾銃とライフル銃)、「規制」(一部の短銃と半自動式長銃)、「禁止」(ほとんどの短銃、自動式銃、改造自動式銃、銃身を切り落とした銃器、AK47など軍用ライフル)――の3種に分類される。

・カナダ政府は2012年に長銃登録制度を廃止。このため規制対象でない、あるいは禁止されていない銃の所有登録は義務ではなくなった。

・カナダで起きる銃関連の殺人事件は10万分の0.5で、米国(10万分の3.5)の約7分の1。しかし日本は10万分の0.01。イギリスは10万分の0.06。

(英語記事 Canada shootings: Murder charges over Saskatchewan deaths)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35397834

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