BBC News

2016年3月2日

過激派組織「アルカイダ」の指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者が、遺書で個人資産約2900万ドル(約33億円)を残していたことが明らかになった。米軍がパキスタンで容疑者を殺害した際に押収した文書の中に、遺書も含まれていたという。米政府が1日に公表した。

遺書でビンラディン容疑者は家族に、「私の意志に従い」、遺産を「聖戦のため、アッラーのために」使うよう指示していた。遺書には金がスーダンにあると書かれているが、それが現金か資産かは不明だ。遺産が一部でも遺族の手に渡ったのかも明らかではない。

ビンラディン容疑者は1990年代に5年間、スーダン政府の賓客としてスーダンに暮らしていた。

米政府は遺書のほか、容疑者のものとされる書簡を公表。内容の一部は次の通り――。

・「破滅的な」気候変動に戦い「人類を救う」よう米国人に呼びかけている。

・歯科医が妻の歯に、追跡装置を埋め込んだのではないか恐れていた。

・2001年9月11日の米同時多発テロ10周年を記念するため、大々的なマスコミ・キャンペーンを計画していた。

ビンラディン容疑者はさらに、欧米による「対テロ戦争」と米軍のアフガニスタン戦略について、「(欧米は)簡単な戦争になる、数日か数週間で目的を達成すると思い込んでいた」と見方を示し、「もう少し我慢すれば、勝利が訪れる」と周りを鼓舞した。

米軍特殊部隊が2011年5月にパキスタン・アボタバードの潜伏先でビンラディン容疑者を殺害した後、アルカイダは副官だったアイマン・アル・ザワヒリ容疑者が指導している。

(英語記事 Bin Laden left $29m inheritance for jihad)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35704063

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