ネット炎上のかけらを拾いに

2016年7月20日

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 18歳の女子大生実業家、椎木里佳さんのツイートが炎上した。内容は、牛丼店の前にいたボロボロの服を着た男性を見て、声をかけようか迷ったというもの。なぜ彼女のツイートは叩かれるのか。

嫉妬され要素満載の生まれ育ち

 叩かれやすい有名人というのはいる。タレントだと紗栄子さんがいい例で、彼女にはファンも多いがアンチも多く、震災で寄付やボランティアを行ったことに対してすら、「偽善」「売名」という声があがるほど。

 椎木里佳さんも、叩かれやすい有名人の一人と言っていいだろう。社長令嬢で、幼稚舎から慶應。15歳で会社を設立し、女子高生社長としてメディアにも頻繁に登場した。今年の春からは慶應義塾大学に在籍しながら、実業家としても活動している。外見は女優の新垣結衣さんに似て大変かわいらしい。

 持って生まれたものだけで嫉妬される要素が限りなくMAX。それに加えて彼女が叩かれやすいのは、本人が成し遂げた業績よりも知名度が上回って見えること、さらにツイッターなどネット上の発言が強気に見えることなのだろう。

 父である椎木隆太氏との共著『女子高生社長、経営を学ぶ』(ダイヤモンド社)は、Amazonでは180以上あるレビューのうち3分の2以上が星1つで酷評が多い。彼女はこれに対して今年の2月、「私よりも大人な方々が時間をかけて必死になってAmazonのレビュー荒らしてると思うと笑える。話題にして売上に貢献してくれてありがとうございます!これからもがんばってください!」とツイッター上で発言。これはネット上では「煽り」とみなされるような、挑発的なコメントだ。

 また同時期には、会社の事業でのミスを指摘され「私自身は気がつけなかったので、今回炎上させてくださった方々に感謝しています。やってしまったことの事実は変えられない。エンジニアを責めた所で何も変わらないし、監督下に置けなかった完全に自分の責任です。初サービス、ご迷惑をおかけしますが、がんばります」と発言している。

 前者の発言が完全に「煽り」に見えるのに比べ、後者の発言は責任を認めて謝罪している発言ではある。ただ、「炎上させてくださった」「事実は変えられない」などの言葉には、強気に取られてしまう要素は確かにある。言葉尻を取られたくないのであれば、もう少し言葉の選び方に気の使いようがある。ただ、それをしないことが彼女の人とは違うところなのだとも感じる。

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