佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年3月9日

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佐藤悦子 (さとう・えつこ)

クリエイティブスタジオ「SAMURAI」マネージャー

1969年東京生まれ。博報堂、外資系化粧品ブランドのAD/PRマネージャーを経て、2001年よりSAMURAIに参加。既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』がある。ブログは日々更新!
 

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、こんにちは。

 先週は、私の口グセである「しょうがない」という言葉によって、気持ちを前向きに切り替えられるということをご紹介させていただきました。もうすぐ4月も目の前ですね。今週は、新年度を間近に控えての回ですので、「私の目標」について少しお話をしたいと思います。

いつも問うのは「今年はどうありたいか?」

 私は毎年、年のはじめに「今年はこういう年にしたい」という目標を立てます。今年は3つの目標を立てました。1つは、自分の在り方についての、キーワード的な目標です。 「今の自分にとって必要なものは何だろう」と自分自身に落ち着いて問いかけると、日々動いている状況の中で自分の役割を全うするのに足りないものがだんだんと見えてくるのです。

佐藤可士和が初めて手がけた絵本
『しょうちゃんとちきゅうくん ~ずっといっしょ にいたいね~』(ポプラ社/1,155円)が3月15日に出版。

 去年は「余裕」、今年は「調和」が私にとってのキーワードです。

 2009年を振り返ってみて、決して「余裕」で過ごせたとは言い難い面も多々あります。でも、だからといって今年もまた「余裕」をかかげる気にはなれませんでした。今年はSAMURAI(サムライ)にとっては、佐藤が初めて描いた絵本の出版をはじめ、新しい試みのプロジェクトが数々控えていますので、私の仕事の領域も拡大するでしょう。プライベートに目を向ければ、長男が幼稚園に入園するので、生活のリズムが劇的に変わりそうです。そんな変化の年の今年、今まで以上に色々なもののバランスをちょうどいい感じでとっていくことが最大の課題になっていくと思い、「調和」をキーワードに選びました。

きっかけは、色々なところにある

 2つめは、ペン習字で字の上達に励むことです。なぜペン字なのかと言いますと……幼稚園の入園準備をしていますと、あらゆる提出物がPCではなく手書きだということに気がつきました。

 私の字はすごいクセ字で、昔から親にも「そのくせ字はどうにかしたほうがいい」と言われるほどではあったのですが、世間のIT化の波に乗じて、お礼状を書くときもPCで文面を打ち出し、一筆だけを手書きで添えるという方式でなんとかごまかしていたのです。

 人というのは立場が変わると見方が変わるのだなと実感させられるのですが、私、一個人としては「まぁ、いいや。確かによくないけれどもそれに時間をさくのも……」と、やりすごしてきた悪筆でしたが、親となってみると、このクセ字はあり得ないと心底反省しました。

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