メイドインニッポン漫遊録 「ひととき」より

2017年6月5日

»著者プロフィール
閉じる

いであつし (いで・あつし)

コラムニスト

1961年、静岡県生まれ。コピーライター、「ポパイ」編集部を経て、コラムニストに。共著に『“ナウ”のトリセツ いであつし&綿谷画伯の勝手な流行事典 長い?短い?“イマどき”の賞味期限』(世界文化社)など。
 

白シャツだけでも衿の形、素材、サイズ、ドレスタイプ、カジュアルと豊富に揃い、この品質で6,000円台からというのも驚き。熊本地震の復興支援で買ってリピーターになった人も多いとか

熊本県人吉を冠した上質シャツ

 熊本県の方言で〝わさもん〟という言葉がある。新しもの好きという意味で、くまもんブームなどまさにそう。そういえば熊本の人は昔からファッションにも非常に関心が高く、東京にない有名セレクトショップが熊本にはあったり、ファッションブランドのデザイナーやスタイリストにも熊本県出身者が多い。

 そんなわさもんのくに熊本県の人吉(ひとよし)市に、その名も「HITOYOSHI」というシャツメーカーがある。職人の高い技術とものづくりに対する真摯な姿勢が認められて、セレクトショップや百貨店をはじめ、海外の有名ブランドもわざわざ生産依頼に訪れる、シャツの名ファクトリーである。

 

 ここで作られるのが「HITOYOSHI MADE IN JAPAN」だ。日本の工場と職人発のブランドとして、あえて地名を冠した同社のオリジナルブランドである。老舗シャツメーカーならではの高い品質とこだわりをたっぷりと詰め込んだ着心地の良さは、名だたる高級インポートブランドと肩を並べる仕上がり。人吉から世界に向けて発信されているメイドインジャパンのシャツだ。

 むむむ、わさもんを自負する筆者としましては、ぜひともHITOYOSHIのシャツに袖を通してみたい。そこでワレワレは、熊本県の人吉を訪れたのであります。

大同元年(806)の創建と伝わる国宝の青井阿蘇神社 ☎0966(22)2274

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る