BBC News

2017年10月2日

»著者プロフィール

ドナルド・トランプ米大統領は1日、核・ミサイル問題で北朝鮮と協議しようとしているレックス・ティラーソン国務長官に、「時間の無駄」だと伝えたとツイートした。

ティラーソン長官は30日、訪中先で「北朝鮮との対話ルートがある」、「状況は真っ暗と言うわけではない」と述べ、北朝鮮との対話の可能性を「模索している」と明らかにした。後に国務省も、複数の対話ルートの存在を認めつつ、「北朝鮮当局者は非核化について交渉に興味がある、もしくは用意があるという様子を、まったく示していない」と慎重な姿勢を示していた。

これについてトランプ大統領は1日、北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長を「リトル・ロケットマン」と呼び、「素晴らしい国務長官のレックス・ティラーソンに、リトル・ロケットマンと交渉しようとしているのは時間の無駄だと伝えた」とツイートした

対話を模索しているという国務長官の姿勢とは裏腹に、大統領はさらに、「レックス、労力を無駄にしないで。やらなくてはならないことをやるから!」と付け足した。

トランプ氏は8月30日にも、「米国は25年間、北朝鮮と対話して、恐喝されて金を払ってきた。答えは対話じゃない!」とツイートしていた。

「やらなくてはならないことをやる」とはどういう意味か、大統領は説明しなかった。

しかしロイター通信に対して米政府高官は、「北朝鮮が挑発を続けている現状で、交渉すべき時ではないと大統領は考えている」と話した。この高官によると、北朝鮮との対話ルートは通常、拘束された米国市民の処遇を協議するために使われるものという。

トランプ大統領はこれまでも、政権幹部の発言を否定している。

8月半ばには、ジェイムズ・マティス国防長官が北朝鮮との外交努力は成果を出していると述べて事態の鎮静化を図ったわずか数時間後に、「軍事的解決策の準備は完全に整った。装填(そうてん)完了だ」とツイートした

(英語記事 Trump to Tillerson: N Korea negotiations a waste of time

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41464299

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る