BBC News

2017年11月27日

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米連邦議会の最古参議員で下院司法委員会の筆頭委員を務めてきた民主党のジョン・コンヤーズ下院議員(88、ミシガン州選出)が26日、自分に対するセクハラ疑惑を受けて、事実関係の調査中は司法委員会を一時的に退くと明らかにした。

1965年に下院初当選したコンヤーズ議員は、人権活動家として名高い。一方で元女性スタッフは、「性的行為の要求」を断ったために解雇されたと主張している。

下院倫理委員会は、スタッフに対するセクハラと年齢差別の疑いについて調査を開始した。

コンヤーズ議員は26日、司法委員会最古参の筆頭委員として残りたいが、自分に対する疑惑で下院の同僚議員たちの「足を引っ張る」ような事態は「自分の良心にかけて」避けなくてはならないとツイートした。

米ニュースサイト「バズフィード」は21日、性的行為の要求を断ったため解雇されたと主張する元スタッフに対して2015年に、沈黙と引き換えに2万7000ドルを支払ったと報道していた。記事はさらに、署名入り法的書類をもとに、議員が複数の女性スタッフを不適切に触ったり、性的な接触を持ちかけていたと伝えた。

これに対してコンヤーズ議員は、セクハラ疑惑を否定。記事が指摘する疑惑の多くは、「オルタナ右翼ブロガーが金を払った文書が指摘する」ものだと反論し、「下院倫理委員会の前で自分や自分の家族の潔白を証明するのを楽しみにしている」とツイートした

BBCはバズフィードが伝えた文書の内容を独自に確認できていない。

民主党のナンシー・ペロシ下院院内総務は、コンヤーズ議員が「適正手続」にもとづく判断を受けるのが何より重要だと強調。ペロシ院内総務は、議員が女性の権利推進の「立役者」だったと称える一方で、ツイッターでは「(問題行為を)一切容認しないという方針には、相応の結果が伴う(中略)個人の業績がどれほど偉大なものだったとしても、嫌がらせ行為が許されるものではない」とツイートした。

一方で、共和党のポール・ライアン下院議長は、コンヤーズ議員への疑惑を「非常に気がかりだ」と述べた。ライアン議長は14日に、下院議員とスタッフ全員に、セクハラ防止研修を義務付けると発表している。

(英語記事 John Conyers: Veteran congressman gives up post amid harassment inquiry

提供元:http://www.bbc.com/japanese/42133243

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