佐藤忠男の映画人国記

2011年1月4日

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 やはり仙台市出身の石井隆は劇画から映画監督に進出し、ねちっこいエロチシズムのあふれる映画の第一人者になった。「天使のはらわた 赤い眩暈」(1988年)が力作だった。最新作は「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」(2010年)。

 若柳町(現栗原市)出身の宮藤官九郎は、舞台から映画に進出してまず脚本家として注目され、「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年)で監督もやったが、映画版の「ゲゲゲの女房」(2010年)では俳優として主役の若き日の水木しげるを演じてこれがいちばん良かった。

水木しげる役で主役を演じた宮藤官九郎。右は水木の妻・武良布枝役の吹石一恵。
『ゲゲゲの女房』 監督:鈴木卓爾 出演:吹石一恵、宮藤官九郎ほか
配給:ファントム・フィルム 
公式サイト:www.gegege-eiga.com
©2010水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会

 登米郡迫町(現登米市)出身の大友克洋はもともと漫画家だが、映画に進出して監督として作った「AKIRA」(1988年)が尖端をゆくSFとして世界的に大評判になった。以来、押しも押されもせぬ日本のアニメーションの代表的な監督のひとりである。「スチームボーイ」(2004年)も力のこもった大作である。(次回は三重県)

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