ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2018年3月2日

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佐藤達夫 (さとう・たつお)

食生活ジャーナリスト

1947年5月30日、千葉県千葉市生まれ。1971年北海道大学水産学部卒業。1980年から女子栄養大学出版部へ勤務。月刊『栄養と料理』の編集に携わり、1995年より同誌編集長を務める。1999年に独立し、食生活ジャーナリストとして、さまざまなメディアを通じて、あるいは各地の講演で「健康のためにはどのような食生活を送ればいいか」という情報を発信している。日本ペンクラブ会員、女子栄養大学非常勤講師(食文化情報論)、食生活ジャーナリストの会事務局長。主な著書共著書に『食べモノの道理』(じゃこめてい出版)、『栄養と健康のウソホント』(一般社団法人家の光協会)、『これが糖血病だ!』(女子栄養大学出版部)、『安全な食品の選び方・食べ方事典』(成美堂出版)、『野菜の学校』(岩波書店)、『新しい食品表示の見方がよくわかる本』(中経出版)ほか多数。講演活動では、「あなたはなぜやせられないか?」「生活習慣病は自分で治す」など肥満や糖尿病のメカニズムや、「健康長寿のための食事と生活」という食生活と健康にまつわる最新情報を、医師の視線ではなく、一般の人にわかりやすいことばで提供する。あるいは、健康を保つ上で欠かせない技術としての「安全な食品の選び方」や「食品表示の見方」あるいは「健康にいい野菜の栄養情報」を、やさしく解説する。また、長年、女性雑誌を編集してきた立場から、「男性の家事が社会を変える」「中高年からの二人暮らし」などのテーマで、男性の家庭内自立を説く。

味付けはとにかく薄めに!

「男の料理」と聞いて、ビジネスパーソンは、どんなことを思い浮かべるだろうか。
「バーベキューならオレに任せろ!」あるいは「すき焼きの味付けはお母さんよりもお父さんのほうがじょうずだろ?」などというのは、団塊の世代よりも上の人たちのこと。
今は、平常時に調理ができるかどうかが問われている。

(iStock/tomocam)

現代のビジネスマンは、調理を「常識」として身につけているべきだろう。
平常時の調理は「味付けは自分の勘を信じて大胆に」とか「買い物で多少の無駄は仕方ない」とか「あと片付けはオレの役目じゃない」などと、甘えていてはいけない。

無駄も失敗も他人に迷惑かけることも、可能な限り最小限に成し遂げなければならない。
経済的であり、効率的であり、地球環境に配慮し・・・・などなど、きわめて常識的であることが求められる。

そのトップは味付け。
「自分の舌やカンを信じる」などというのは、素人(調理初心者)がしてはダメ!
どうせ食べるのは家族だけだからなどと、味付けをいい加減にすると絶対に成功はしない。
失敗した料理はもちろんマズい→評価が低いのでもう二度と作りたくない→ウデが上がらない・・・・という悪循環が続くことになる。

初心者はレシピ通りに味付けをすること。
今はネットでも書籍でもレシピが簡単に入手できるので、まずはその通りにやってみる。
味付けのコツは「レシピよりも絶対に調味量を多くしない」こと。
味付けが薄ければ食卓で足せばいいが、濃い場合にはどうしようもない。

そして、同じ料理を、忘れないうちに3回作ることをお勧めする(もっとも、これは家族の理解が得られれば、の話だが・・・・)。
2回目はレシピを見ずに(レシピ通りに)作ってみる。
3回目は、自分好みの味付けで作る(これでその料理は自分の物になる)。

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