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2018年4月11日

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5月19日に予定される英王室のハリー王子とメガン・マークルさんの結婚式には、政治家は招待されていないことが明らかになった。テリーザ・メイ英首相のほか、招待されるのか注目されていたドナルド・トランプ米大統領も、招かれないことになった。

式場となるウィンザー城敷地内の礼拝堂が小ぶりなことや、ハリー王子の王位継承権が5位と高くないことなどが、政治家を招かない理由に挙げられている。王子が取材するなど親交のあるバラク・オバマ前大統領も、招かれていない。

一方で、市民1200人が当日、ウィンザー城の敷地内に招かれている。なかには、昨年5月のマンチェスター自爆攻撃で負傷した12歳少女も含まれる。シェフィールド近郊に住むアメリア・トンプソンさんは、米歌手アリアナ・グランデさんのコンサート会場で起きた爆発を目撃し、強いトラウマを受けた。また悲鳴を上げたせいで声帯を痛めてしまった。

アメリアさんは、攻撃で孫娘を亡くしたシャロン・グッドマンさんを同伴者に選び、出席する予定という。

ハリー王子の公務を管理する英王室ケンジントン宮は、新郎新婦と親しい人のみを招き、「政治指導者の公式リスト」は招待客に含めないという判断は、政府と協議の上で決定したと説明している。

対照的に、2011年にウィリアム王子とキャサリン妃が結婚した際には、王子がいずれ英国王になる立場を反映し、外国王室関係者や英連邦各国の代表、各国大使や宗教界の重鎮、各国の政治指導者が招かれた。

当時のデイビッド・キャメロン英首相とニック・クレッグ副首相、野党・労働党のエド・ミリバンド党首も招かれた。

当時のバラク・オバマ米大統領は来賓ではなかったが、英連邦に属するオーストラリアやニュージーランドの首相は出席した。

それに対して、ハリー王子の結婚式には早い段階で、敷地内に一般市民を招くことが決められていた。

英中部ダービーに住むルーベン・リザーランドさん(14)は、聴覚障害者コミュニティーでの活動を認められ、招かれた。リザーランドさんは地元で、聴覚障害者も楽しめる映画上映活動を行っている。同じく招かれたロンドン北部ハリンギーのパメラ・アノムネゼさん(52)は、美術や工作を通じて知的障害者を支援する組織で働いている。

アノムネゼさんは、招待された当初は「エイプリル・フールのいたずら」かと思ったほどで、「まったく信じられれない」と話す。3人の子供ののうち、1人だけ認められる同伴者には、「ママ、おねがい! メガン・マークルをひとめ見るだけでも!」と「床に膝をついて懇願した」15歳の息子ジュードさんを選ぶことにしたという。

英北東ノーザンバランド・ブライスの小学校教師、デイビッド・グレゴリーさんも招かれた。グレゴリーさんは教える学校で、リサイクリング活動の先頭に立ち、子供たちが科学・技術・工学・数学に興味を持つよう働きかける活動にも携わっている。ハリー王子とマークルさんの式の翌日が、自分の結婚1周年にあたるため、昨年5月の自分の結婚式に着た服でウィンザー城に行くつもりだという。

ウィンザー城の敷地内に招かれた一般市民は、ピクニック用の食事を自分たちで用意するよう推奨されている。

中部バーミンガムで、焼き菓子マカロンの専門店を経営するロージー・グリンデイさんは、貧困家庭の若者に職業訓練を施す活動が評価されて招かれた。手製のマカロンをピクニックの一部として持っていくつもりだという。

(英語記事 Royal wedding: Barack Obama and Donald Trump not among guests

提供元:https://www.bbc.com/japanese/43722454

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