2024年4月29日(月)

「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2013年8月8日

「子どもにとってのおはなしの宝箱のような部屋」

 今では「ごろとしょ」の愛称で親しまれる学校施設としてすっかり定着しました。

 表紙が見える平台から本を見つけてすわって読む子、寝ころがりながら読む子、6年生が1年生をひざに乗せて読み聞かせるなどで、毎日「ごろとしょ」は活気に満ちています。

「ごろごろとしょしつ」で子どもたちに読み聞かせをするお母さん

 「お父さんや地域の人たちの愛情がいっぱいつまったこの部屋は、子どもにとってのおはなしの宝箱のような部屋です」と、ある先生はおっしゃってくださいました。

 この「おはなしの宝箱」の部屋から、個性的な親たちのような「みんなちがって、みんないい」(『童謡集・わたしと小鳥とすずと』金子みすず、JULA出版局)と認めあえる子どもたちが、きっと育っていることと思います。

行政との上手な関わり方

 さて、「ごろとしょ」をきっかけにして読書指導員の採用にまでもっていけたのですが、行政や市長さんのような議員さんとの上手な関わり方のコツを紹介しましょう。

・行政や議員さんへの要望は、正攻法であること。
・お隣の自治体の良いところはいわないこと。
・行政には、偉い人にいきなりではなく、担当部署の係長クラス以下に「懇親会」を申し入れること。
だれでもそうですが、上から降りてくるとあまりいい感じがしないからです。現場クラスと懇親すれば、無理なアイデアでない限り「自分の部署の問題」と考え部署内で検討し、予算化まで主体的にもっていく可能性が大になりますから。
・「陳情」はしないこと。陳情して「ダメ」となると、次の一手ができにくくなるからです。
・議員さんには選挙直前に要望すること。じつは、市長さんに要望書を手渡したのは選挙直前だったのです。その日は市議会議長から県会議員まで「お祝い(?)」に駆けつけてくれたんですからね、っと。

 こうして秋津はさまざまなことを、無理なく楽しく実現してきました。

 要は、「行政や議員は使うものであり使われてはダメ」ということですね。ちゃんちゃんと!

 では、次回まで、アディオス! アミ~ゴ!


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