福岡を“ゲーム界のハリウッド”に
「妖怪ウォッチ」超える新作つくる

日野晃博さん(レベルファイブ代表取締役社長/CEO)


WEDGE編集部 伊藤 悟 (いとう・さとる)

WEDGE REPORT

ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。

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「妖怪ウォッチ」の大ヒットにより、全国にその名を轟かせたレベルファイブの日野晃博社長。2015年は「妖怪ウォッチ以上のヒットを飛ばす1年にする」と意気込む。福岡からヒット作を飛ばし続ける日野社長が描く未来とは─。

12月13日に発売された『妖怪ウォッチ2 真打』©2014 LEVEL-5 Inc.

 「ブーム」と「飽き」は表裏一体のものだ。ブームとして盛り上がれば盛り上がるほど、反動も大きい。

 2014年、「妖怪ウォッチ」は小学生を中心に一大ブームを巻き起こした。ゲームソフト、テレビアニメ、マンガ、玩具等の関連グッズはどれもヒットを飛ばし、14年最も売れた書籍は、妖怪ウォッチのゲーム攻略本であった。12月13日には新たな3DS用ゲームソフトが、12月20日には初となる映画も公開される。

ジバニャンが“主役”でなくなれば成功!?

日野晃博さん(レベルファイブ代表取締役社長/CEO)(写真・小平尚典)

 「妖怪ウォッチ」生みの親、レベルファイブの日野晃博社長に「飽きへの対応」について尋ねてみた。

 「それは妖怪ウォッチが世に出る前から考えているんですよ。なので、『物語』でなく、『バラエティ番組』というコンセプトで創りました」

 どういうことか。

 「バラエティ番組はその時代時代の旬のネタを取り上げていくじゃないですか。オリンピックが開催される年はオリンピック関連のネタを、そのときに人気のあるタレントや女優がいれば起用して、という具合に。妖怪ウォッチもそうしたコンセプトで創っています。時代や周囲の環境に適合し、カスタマイズしていく。次々に新しい妖怪も投入するので、来年の今頃はジバニャンが“主役”じゃなくなっている可能性もありますよ。人気があればずっと出続ければいいし、もっと人気がでるキャラが出てきたらその妖怪に光を当てればいい」

 小学生の子をもつ親に「妖怪ウォッチ」について尋ねると、きまって「よく子どものことを研究している」という答えが返ってくる。同時に「私たちも研究されている」と話す。

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