BBC News

2016年1月26日

スウェーデン西岸ヨーテボリ近郊の移民滞在施設で25日、亡命申請をして滞在していた15歳少年が、22歳の女性職員を刺殺した疑いで逮捕された。モルンダルの移民施設には、大人の同伴なく単独で移動している未成年者のみ滞在している。

警察報道官によると、現場に急行した警官たちは「血だらけの現場」を発見。「犯人は他の滞在者に取り押さえられた」が、被害者は病院で死亡した。凶器と思われる刃物が現場で発見されたという。

スウェーデン・ラジオによると、移民滞在施設にいるのは全員14歳~17歳で、この日は別の施設で宿泊することになった。

スウェーデンのローベン首相は事件から間もなく、モルンダルの施設を訪れ、「ひどい犯罪だ」と非難。ラジオ・スウェーデンの報道によると首相は、「スウェーデンは独りでやってくる子供や若者を、あまりに大勢受け入れている。今後こういう事件が増えるのではないかと、スウェーデンでは多くの人がとても心配していると思う」と述べた。

スウェーデンのTT通信によると、国家警察のダン・エリアソン長官は、テロ対策・移民送還・難民施設警備などの強化のために警官と補助職員合計4100人の人員増を求めている。

警察長官は「亡命希望者の受け入れセンターで事案が多発しており、対応を迫られている。場所によっては、警察にかなりの負担がかかっている。6カ月前にはこのようなことはなかった。つまりほかの分野で前ほど効果的に対応できなくなるということだ」と人員増強の必要性を訴えたという。

スウェーデン政府は昨年、15万件以上の亡命申請を認定した。欧州連合(EU)域内に違法で入ろうとする難民・移民にとって、ドイツと並ぶ目的地となっている。

これに対してスウェーデン政府は人の流入を抑制するため、国境での入国審査を一時的に導入した。

(英語記事 Fatal stabbing at asylum centre shocks Sweden)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35407028

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る