BBC News

2016年3月17日

日本政府は17日、フェイスブックに投稿されたビデオが、シリアで行方不明になったジャーナリストの安田純平さん(42)の可能性があると明らかにした。安田さんは昨年夏にシリア北部に入国して以来、消息が途絶えていた。

長さ1分のビデオで男性は英語で、「私はジュンペイ・ヤスダです」と名乗った後、「今日は私の誕生日、3月16日です」と言う。

続いて、妻や両親、きょうだいに対して「愛している。いつもあなたたちのことを思っている。話したいが、もうできない」など述べた後、「私の国に言わなければならない。どこだろうと、暗い部屋に、痛みに苦しみながら座っていても、誰もいない。誰も答えない。誰も反応しない。姿が見えない」などと語った。

日本の報道によると、トルコにいるシリア人男性が、安田さんのビデオを投稿したのは自分で、安田さんはシリアで過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されていると話しているという。

国際テロ組織「アルカイダ」に忠誠を誓うヌスラ戦線は、過激派勢力「イスラム国」(IS)と敵対している。ISは昨年、後藤健二さんと湯川遙菜さんを殺害した。

岸田外相は政府として全力で対応しているが、身代金の要求はないと話した。

共同通信によると、安田さんの母親は報道陣に「無事に帰ってきてほしい」、「ただ待っているだけ。静かに見守ってほしい」と語った。

安田さんの知人の高瀬仁氏は、「映像と声から、間違いなく本人だと思う。やつれて疲れ果てているように見える」と心配した。

昨年1月にISに殺害された後藤健二さんと湯川遙菜さんについて、日本政府は救出努力が不十分だったと批判されている。

(英語記事 Japanese reporter missing in Syria in video appeal for help)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35832520

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る