BBC News

2016年3月28日

パキスタン当局によると、東部ラホールの公園で27日夜、爆発があり、70人以上が死亡し、多数が負傷した。公園には家族連れが多く、イースター(復活祭)を祝う人たちもいた。負傷者は300人以上で、当局は死者数は今後増えるおそれがあると話している。被害者の多くは女性や子供だという。

パキスタンのタリバンから分裂した過激派組織ジャマート・ウル・アフラルは、「イースターを祝っていたキリスト教徒たちを攻撃した」と地元紙に明らかにした。

爆発はグルシャン・エ・イクバル公園の入り口付近で起きた様子。車が多く駐車している場所で、ぶらんこ乗り場に近い。

警察はBBCに対して、自爆攻撃のようだと話した。自爆犯は1人で、爆弾にはベアリングが使われていたという。

ラホール市内では国内少数者のキリスト教徒たちが公園でイースターを祝っていたため、通常の日曜夜よりも公園は混雑していたという。

パキスタンのフセイン大統領は攻撃を非難し、地元政府は3日間の服喪を発表した。

別の男性はパキスタンのジオ・テレビに対して、妻や子供2人と遊具乗り場に向かっていたところで大きな爆発音が聞こえ、家族4人ともその勢いで地面に倒れたと話した。

公園に散歩に出かけたという地元住民のハサン・イムランさん(30)はロイター通信に対して、「爆発の炎は木々のてっぺんより高く燃えて、何人もの人が吹き飛ばされるのを見た」と話した。

ラホールはパキスタン最大で最も裕福なパンジャブ州の州都で、シャリフ首相の支持基盤。

ジャマート・ウル・アフラルの報道官は、自分たちが「ラホールに入った」とシャリフ首相に伝えるのが狙いだとして、今後も攻撃を続けると述べた。

シャリフ首相は「罪のない人たちの命が奪われ、悲しみにくれている」とコメントし、予定されていた訪英を延期した。

シャリフ首相の実弟でパンジャブ州首相のシャバズ・シャリフ氏はツイッターで、「卑怯者によって子供たちの血が流されるのを目にする苦しみは、言葉にならない」と非難。市民を標的にする者は「人間と呼ぶに値しない」と罵倒し、パキスタンは「お前たちのテロのインフラを完全に崩壊させる」とテロ組織に警告した。

(英語記事 Pakistan explosion leaves many dead at Lahore park)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/35909616

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