BBC News

2016年4月25日

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オバマ米大統領は、シリアにおける過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで、現地の武装組織を助けるため軍事顧問など250人を追加派遣すると述べた。

オバマ大統領は追加派遣の目的として、クルド人武装組織が進めるシリア北東部でのISとの戦闘に、より多くのイスラム教スンニ派が参加するよう促すことを挙げた。

一方、同大統領はBBCとのインタビューで、地上部隊の派遣はしないとあらためて表明した。

追加派遣によってシリア国内に展開する米国の非戦闘要員は300人に増える。

オバマ大統領は、軍事行動だけでは、シリアの「とてつもなく複雑で胸を押しつぶされる状況」は解決できないと述べた。

AP通信によると、追加派遣されるのは大方が特殊部隊だが、医療や兵站部隊も含まれる。

ドイツ訪問中のオバマ大統領は25日にハノーバーで追加派遣を正式発表する予定。ハノーバーでは、英国、ドイツ、フランス、イタリア各国の首脳とシリアを含む外交政策について意見交換する予定となっている。

オバマ大統領は24日、戦闘が激しくなっているシリアについて「強い懸念」を表明した。反政府勢力はアサド政権が米ロが仲介した停戦の取り決めに違反していると非難している。

安全地帯は「非常に困難」

5年以上続くシリア内戦では、25万人以上が死亡し、約1100万人が住む場所を失っている。そのうち400万人が国外に逃れており、欧州を目指して危険な旅を続ける人も多い。

欧州各国の首脳らは、移民や難民が大量に欧州に押し寄せる状況を止めることができずにいる。

24日にオバマ大統領と共同記者会見したドイツのメルケル首相は、シリア国内で難民が保護される安全地帯の設定を求めた。首相は、スイス・ジュネーブの和平協議での合意に期待を示した。

しかし、オバマ大統領は大規模な軍事的支援がない限り、安全地帯の設定は「非常に困難」だと指摘した。

シリアのIS支配地域は縮小している。最近では、ロシアが後押しするシリア政府軍が要衝パルミラを奪還した。

ISはイラクでも、アンバル県の県都ラマディから退却を余儀なくされるなど、後退を続けている。

オバマ大統領はBBCとのインタビューで、シリアに地上部隊を派遣するのは「間違い」だと述べた。同大統領は、「シリアの長期的な問題の解決には、軍事的な方法のみでは成功しない。とりわけ地上部隊の派遣では確実にそうだ」と語った。

(英語記事 Syria conflict: Obama 'to send 250 more non-combat troops')

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36127073

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