BBC News

2016年4月29日

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内戦が続くシリアで戦闘が激化し、北部の要衝アレッポでは27日夜に病院などが空爆を受け多数が死亡した。国連は、現地の状況を「破滅的」だとして危機感を強めている。

国境なき医師団(MSF)が支援する病院や付近への空爆で、少なくとも27人が死亡。そのほかの攻撃で30人以上が死亡した。

国連シリア担当特使上級アドバイザーのヤン・エグランド氏は、今後数日間がシリアの大方の地域での人道支援にとって死活的に重要だと述べた。同氏は、「今後の数時間、数日間がどれほど重要か、言い表しようがない」と語った。

シリア問題を担当するスタファン・デミストゥラ国連特使は27日、シリアでの停戦は「虫の息」だと述べた。

一方、シリア政府は、クルド人が多く住む北部ハサカ県のルメイランに米軍部隊150人が到着したとし、「非合法な介入」だと非難した。

オバマ米大統領は先週、一部の反体制派勢力が過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うのを支援するため米軍部隊250人を追加派遣すると発表した。

何百万もの人が危険に

国連のシリア向け人道支援を指揮するエグランド氏は、「過去24~48時間にアレッポで破滅的な状況悪化が起きている」と報告を受けたとし、「誰も状況の厳しさを疑う人はいない」と語った。

同氏はさらに、「非常に多くの人道医療支援スタッフや救助スタッフが今、空爆を受け、殺され、重傷を負っており、何百万もの人のライフラインすべても今、危機に瀕している」と述べた。

現地の情報筋は、MSFが支援する病院への空爆はシリア政府軍かロシア軍による攻撃だとしている。ただ、シリア政府軍は病院への空爆を否定。国営テレビは軍関係者の発言として、「そのようなニュースはアレッポの平和的市民を攻撃するテロリストたちの犯罪を覆い隠そうとしているに過ぎない」と伝えた。

BBCの取材に応じた、ズハイルと名乗る現地の活動家は、「ロシアが2つのロケット弾、大きなロケット弾で空爆した」と語った。さらに、「病院の近くで、5階建ての建物が崩れ落ちた。がれきの下で何人死んでいるのか分からない」と述べた。

しかし、ロシアの通信各社が報じたところによると、ロシア国防省は過去数日間アレッポで空爆を実施していないとしている。

ケリー米国務長官は、病院への空爆に「激しい憤りを感じる」と述べ、「病院だと知られている場所を意図的に攻撃したとみられ、アサド体制がこういった施設を攻撃してきたおぞましい過去を繰り返すものだ」と非難した。

ケリー米国務長官は、病院への空爆に「激しい憤りを感じる」と述べ、「病院だと知られている場所を意図的に攻撃したとみられ、アサド体制がこういった施設を攻撃してきたおぞましい過去を繰り返すものだ」と非難した。

(英語記事 Syria conflict: Aleppo in 'catastrophic' state says UN)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36167082

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