BBC News

2016年5月19日

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2012年2月に米フロリダ州で、道を歩いていた黒人少年を射殺した自警団の男性が、使用した短銃をインターネットのオークションに出品したところ、買い手がついて落札されたという。オークション・サイトが発表した。落札価格は明らかにしていない。

17歳の高校生トレイボン・マーティンさんを射殺したジョージ・ジマーマン氏(32)は、翌年に殺人罪で起訴されたが、正当防衛の主張が認められて無実となった。地元サンフォードの警察が当初、ジマーマン氏を逮捕しなかったことから、全米各地で抗議が続いた。警察暴力などに抗議する「Black Lives Matter(黒人の命も大事だ)」という全米市民運動のきっかけにもなった。

ジマーマン氏はこの時の短銃を12日、「Gun Broker」というサイトでオークションに出品。「アメリカのアイコン」と呼び、開始価格を5000ドルで設定していたが、開始直前にページが削除された。その後、「United Gun Group」という別のサイトにあらためて出品した。

「United Gun Group」によると、一般向けのオークションと常連客用のオークションが同時に行われており、一般向けで「ジョン・スミス」を名乗る人物がつけた13万8900ドル(約1530万円)という入札は、本物ではなかったという。

マーティンさん殺害の銃をオークションにかけた行為は、少年殺害から金銭的利益を得ようとしていると広く批判されたが、「United Gun Group」はフェイスブックで、ジマーマン氏が「法律を守っている限り、当サイトでの銃器売買は認める」という方針を表明していた。

このオークション以前には別の銃オークションサイトや銃オークション業者が、ジマーマン氏の出品を拒否。以前にジマーマン氏がネットで銃を売ろうとした際には、サイトがハッキングされたり偽の入札が繰り返されたりと、取り引きが成立しなかった。

今回のオークション出品後についた6500万ドルの入札価格は、「Racist McShootFace(人種差別の顔撃ち野郎)」という登録名によるものだった。

(英語記事 Gun that killed Trayvon Martin 'sold' in private auction)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36328882

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