ネット炎上のかけらを拾いに

2016年5月26日

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担当者はH.I.S.の炎上を見ていたのか?

 なぜここ最近の流れでこれがアリだと思ったのか。

 Twitter上でも、こんな呆れ声が聞かれたのは先週末、5月20日のこと。この日、プロトコーポレーション、ネットプロテクションズ、ヴィックスコミュニケーション、アイ・エム・ジェイが発表したのは、「美しすぎず、ちょうどいい感じの美人な人事担当者がいる4社合同説明会」。それぞれの会社から1人ずつ、女性の人事担当者が顔写真とプロフィールを載せて説明会参加者を募っていた。

iStock

 前回のこのコーナーでもお伝えした通り、GW明けにH.I.S.が「東大美女が隣に座ってくれるキャンペーン」を企画し炎上、中止を発表したばかり。同じように女性とルックスを「ウリ」にするような企画を行うことについて、誰か炎上リスクを口にする人はいなかったのか。4社も集まっていたのに。4社集まっていたからこそ、言い出しにくい雰囲気だったのだろうか。

 「昨今の言いたいことも言えないネット上に一石を投じる」というつもりでの企画だったなら、いっそ潔い。しかし、「美しすぎず(略)説明会」は批判を浴びてすぐ、その日中に企画を中止。どうやら、特に気概があったわけではないのだろう。

 批判派の意見を代弁するならば、

 ・業務と無関係であるはずのルックスを持ち出すのはルッキズム(見た目による差別)であり、それが特定の性だけに限定されているのであれば性差別でもある。

 ということだろう。

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