定年バックパッカー海外放浪記

2016年9月18日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

[フランス中西部Le Puyからスペインの聖地Santiagoを経てMuxiaまで]
(2015.4.22-7.16 86days 総費用37万円〈航空券含む〉)

神のお怒りか? またまた天気は急変

 6月14日 朝から雲が重く垂れ込めていたが丘を登っていると雨が降り出した。なだらかな高原地帯なので巡礼道に沿って私の前後にそれぞれ数人歩いているのが見える。昼頃には雨が激しくなり前日に続き“ひょう”が降ってきた。
ひょうの直径は数cmくらいで雨合羽の上からビシビシとひょうが当たって痛い。幸いつばの広い麦わら帽子が緩衝となり頭や肩は大丈夫だ。とにかく広々とした高原なので隠れる場所がない。降ってきたひょうが畑や草地に積もる。

オルニジョス・デル・カミノから5時間くらいの丘の上から。この後氷雨、 雷雨、ひょう、が襲ってくる

 ひょうが降りやむと今度は強い風が吹いてきた。体感温度がぐっと下がる。下着と長袖のシャツ一枚を着ているが防寒着は一切持っていない。最後まで我慢して携帯していた着古したダウンパーカー(800g)も“灼熱の国スペイン”の6月中旬なので最早不要と判断して数日前に慈善宿に寄付したばかりである。

中世の教会を修復したHostipal San Nicolas(聖ニコラス慈善宿)

 ガチガチと震えが止まらないが我慢して歩き続けた。1時半頃に小さな教会風の建物があったので小休止しようと入口の看板を見た。“Hostipal San Nicolas”(聖ニコラスの慈善宿)とある。さらに説明を読むと中世の古い教会跡を改装した慈善宿らしい。イタリアのペルージャに本部がある教会系慈善財団が資金を出して改装工事をして運営しているらしい。とにかく寒いのでここに泊めてもらうことにした。

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