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2016年10月18日

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内部告発サイト「ウィキリークス」は17日、エクアドル政府が16日に創設者ジュリアン・アサンジ氏のインターネット接続を切断したと発表した。アサンジ氏は2012年以来、ロンドンのエクアドル大使館で生活している。

エクアドル政府からの説明はなく、ウィキリークスも取材に応じていないため、事実関係の確認はできていない。

アサンジ氏は、性的暴行容疑でスウェーデンに強制送還されるのを回避するため、2012年にエクアドル大使館に避難して以来、外に出ていない。

ウィキリークスはこのところ、米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリトン氏の陣営関係者の漏洩メールを大量に公表している。

ウィキリークスは17日の時点で電話やメールに返答しなかった。ただしツイートでは「しかるべき対策を実施した」と書いている。

エクアドル大使館で電話に応対した女性は、「何も明らかにできない」とだけ述べた。

エクアドル大使はメールに回答せず、ロンドン警視庁もコメントしていない。

ウィキリークスは、ハッキングされたクリントン選対委員長ジョン・ポデスタ氏のメールを次々と公表している。15日には、クリントン陣営がかねてから公表を拒否していた投資銀行ゴールドマン・サックス社員相手の講演内容の聞き取り記録3通を公表。そこからは、クリントン氏が同銀行幹部と軽口を言い合うほど親しい様子がうかがえるため、ウォール街と近すぎるというリベラル派の反発が高まる可能性がある。

クリントン陣営は、漏洩したメールが本物か認めも否定もしていないが、偽造だと示すものはない。陣営関係者は、メール・サーバー侵入はロシア人ハッカーによるもので、米国の民主的選挙妨害が狙いだろうとコメントしている。

シリア「隠密」行動

ウィキリークスが公表したゴールドマン・サックスでの講演録によると、ロイド・ブランクファイン会長兼CEOの質問に答え、クリントン氏は「米国として可能な限り隠密に、(シリアに)介入するべきだと考えていた」と話したという。

リベラル派にタカ派だと批判されることの多いクリントン氏はさらに、「こういうことに関して、この国は昔の方がずっと上手だった。今では、ご承知の通り、みんな我慢ができない。みんなして仲良しの記者とかに言わずにはいられないんです。『見て見てこんなことしてるの、自分の手柄だよ』って」と述べた。

サウスカロライナ州で開かれたゴールドマン・サックス社員向けの講演会で、クリントン氏は講演料22万5000ドル(約2400万円)を受け取っている。

(英語記事 Wikileaks: Julian Assange's internet access 'cut'

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37687884

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