BBC News

2016年10月27日

イタリア中部で26日夜(日本時間27日未明)、マグニチュード(M)5.5と6.1の強い地震が起きた。負傷者が出ているが、現時点で死者が出たとの情報はない。

最初のM5.5の地震は現地時間午後7時10分に発生。震源はマチェラータ県ビッソ付近だった。その約2時間後に同じ地域でM6.1の地震が起きた。

イタリア中部では、8月24日に発生したM6.2の地震で298人が死亡している。地震の被害が大きかった町アマトリーチェは、今回の震源に近いビッソから70キロ北にある。

26日の地震の揺れは首都ローマでも感じられ、建物が揺れ、ドアや窓がガタガタと音を立てた。

イタリア市民保護局のファブリツィオ・クルチオ氏によると、「数十人」が負傷したが、重傷者は4人だという。

ローマで取材するBBCのカティヤ・アドラー記者は、救急隊員らが現場の被害状況を調査中だと語った。

今回の地震では2回目の揺れが最初のものよりも相当大きく、その後も余震が何度も続いた。現地のテレビ局の取材を受けた目撃者は、建物の一部が目の前で崩れるのを見たと話した。

震源近くの町カメリーノでは大きな被害が生じたとみられるが、被害の全貌は27日に日が昇るまで確認が難しい。

ある住民はBBCの取材に対し、「みんなが徒歩や車でカメリーノから避難している。2つの教会が崩れ、たくさんの家が倒壊している」と語った。

ウンブリア州ノルチャに近いカンポでは、15世紀後半に建てられたサン・サルバトーレ教会が倒壊した。教会の建物は8月の地震ですでに損傷していた。

停電や歴史的建物の損傷のほか、ローマの北の道路で崖崩れが起きたとの情報もある。

ビッソの東にあるウッシタのマルコ・リナルディ市長はイタリアのANSA通信に対し、2回目に起きたM6.1の地震について「とても強い地震で、黙示録のようだった」と語った。「街路で人々が叫んでいた。今は明かりもない」。

アドラー記者によると、地域の学校は27日に休校する予定。

地元メディアによると、イタリアのマッテオ・レンツィ首相は、ローマに戻る途中。

最初の地震の震源はビッソから南南西に7キロの地点で、比較的浅く地下9キロだった。2回目の地震はビッソの北北西2キロ、地下10キロが震源だった。

イタリア当局者は、今回の地震は8月の地震と関連していると指摘している。国立地球物理学火山学研究所のマリオ・トッツィ氏はAFP通信に対し、「余震は長期にわたって続く可能性があり、何カ月にも及ぶ時もある」と述べた。

(英語記事 Italy earthquakes: Strong tremors shake central region

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37784320

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