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2016年11月23日

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ドナルド・トランプ次期米大統領は22日、ナチス・ドイツ式の敬礼で自分の当選を祝った「alt-right(オルタナ右翼)」の集団を非難した。

米紙ニューヨーク・タイムズとの広範なインタビューの中で、次期大統領は「彼らを非難する。否定し、非難する」と述べ、「alt-right」を自称する集団を「活気づける」ようなことはしたくないと強調した。

「alt-right」には、ネオナチ、白人ナショナリスト、反ユダヤ人主義者らが含まれている。

19日にワシントンで開かれた集会では、登壇者が「ヘイル・トランプ(トランプを称えよ)! わが民を称えよ! 勝利を称えよ!」などと叫び、参加者たちがナチス式の敬礼をする姿が撮影されていた。

ビデオでは、「alt-right」運動の指導者リチャード・スペンサー氏が、米国は白人のもので、白人は「太陽の子供たち」だと演説。さらに、自分たちの運動を非難するのは「この地球上を歩いた中で最もおぞましい生き物」だと罵倒した。

ワシントンでの「alt-right」集会は、連邦政府所有の会議場「ロナルド・レーガン・ビル」で開かれた。集会に抗議する人たちが取り囲み、交通が遮断された。

トランプ氏が新政権の首席戦略官に任命したスティーブ・バノン氏は、極端な右派系記事を掲載するオンラインメディア「ブライトバート・ニュース」の最高経営責任者だった。「ブライトバート」やバノン氏自身も、「alt-right」とつながりがあると批判されている。しかしトランプ氏は、ニューヨーク・タイムズに質問されると、強く反論した。

「ブライトバートは単なるメディアだ。あなたたちがニュースを伝えるのと同じようにニュースを伝えるだけだ」とトランプ氏は、ニューヨーク・タイムズの質問に答えた。

「もし彼が人種差別主義だとかオルタナ右翼だとか、その手のものだと思ったら、そもそも雇おうなどと思わない」

ドイツのメルケル首相は22日、トランプ氏の勝利が、これまで反社会的存在として非難されてきた白人至上主義者を活気づけてしまうのではないかと懸念を表明。首相に近い独政府幹部は、「ヘイル・トランプ」のビデオについて「おぞましい、非常に心配だ」と述べた。


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トランプ氏とニューヨーク・タイムズとのインタビューの他の要点は次の通り――。

・娘イバンカさんの夫ジャレド・クシュナーさんは、イスラエルとパレスチナの和平実現に貢献できるかもしれない。クシュナーさんは父親の不動産開発業を引きついだ実業家。外交経験はない。

・米国は世界各地の「国づくり」に関わるべきではない。

・共和党幹部のポール・ライアン下院議長、ミッチ・マコネル上院院内総務は、トランプ氏のことが「大好き」だという。

・自分の事業と国政を同時に、利害対立なく「完璧」に運営できる。

・人間の活動と気候変動には、いくらかの「つながり」がある

ニューヨーク・タイムズとのインタビューに先立ち、トランプ氏の顧問で広報担当のケリーアン・コンウェイ氏は、民主党大統領候補だったヒラリー・クリントン氏の国務長官時代のメール問題を追及していくという選挙公約について、追及していくつもりはないと述べた。

トランプ氏は討論会で、大統領になったらクリントン氏捜査のため特別検察官を任命すると発言したが、選対本部長だったコンウェイ氏はMSNBCに出演し、特別検察官は任命しないし、これ以上問題を追及しなければ、クリントン氏の「癒し」につながるだろうと述べた。

このインタビューの後、ニューヨーク・タイムズによるとトランプ氏は同紙に、「クリントン一家を傷つけたくないんだ。本当にそんなことしたくない。彼女は大変な思いをしてきたし、いろいろな形でとても苦しんできた」と話したという。

(英語記事 Trump disavows 'alt-right' supporters

提供元:http://www.bbc.com/japanese/38074058

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