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2017年5月1日

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ドナルド・トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長のことを「なかなかの切れ者」と述べた。30日放送の米CBSテレビのインタビューで、金委員長が「かなりタフな相手」に囲まれながらも、若くして権力の座についたことに言及して発言した。

トランプ氏はCBS番組「フェイス・ザ・ネイション」でさらに、北朝鮮の核・ミサイル開発について緊張が悪化するなか、トランプ氏は金委員長が正気かどうか「まったく分からない」と話した。

「みんな彼のことを『正気なのか』と言っている。僕にはまったくわからないが、26か27の若者だったわけだ。父親が死んだ時。もちろんとてもタフな相手とやりとりしてる。特に将軍とかそういう。それですごく若くして権力を掌握できた。大勢がおそらく、その権力を取り上げようとしたはずだ。叔父とかそういうほかのいろんな人が。それでもやってのけた。だから明らかに、なかなかの切れ者だ」

金委員長は、父・金正日総書記の死去から2年後の2013年に叔父・張成沢(チャン・ソンテク)を処刑。また、今年2月には異母兄の正男氏を暗殺した疑いがもたれている。

CBSの番組で、なぜ北朝鮮のミサイルが「爆発ばかりするのか」尋ねられると、トランプ氏は「その話はしたくない」と答えた。

「こちらの動きを何もかも発表しない方がいい。チェスの勝負と同じだ。自分が何をどう考えているか、人に知られたくないだけだ」

北朝鮮は29日早朝に内陸部からミサイルを発射したが、ミサイルは数秒後に同国領内で爆発したとされている。

北朝鮮の国営通信・朝鮮中央通信(KCNA)は30日、米国に対して「馬鹿げた軍事挑発に伴う破局的な結末を熟慮」するよう促した。

ミサイル発射実験を繰り返してきた北朝鮮は、さらに6回目の核実験を実施すると示唆。また、核弾頭を小型化して米国本土を射程圏に収める大陸間弾道ミサイルに搭載する技術を、開発中とみられている。

トランプ氏はCBSに対して、北朝鮮が核実験を重ねたりしたら米国は「これを決して歓迎しない」と発言。それは軍事行動で対応するという意味かと尋ねられると、「分からない。というか、どうなるかな」と答えた。

大統領はさらに、北朝鮮を支援してきた中国の習近平・国家主席が、核・ミサイル活動を後退させるよう金委員長に「圧力をかけている」ものの、「今のところは、何もなかったかもしれないし、あったのかもしれない」と述べた。

その上でトランプ氏は、選挙戦では激しく批判した中国と良好な関係を築いていると評価。「僕と中国との関係は、すでにとても特別なものだと称えられている。今までなかったような、今までとはとても違うものだと」と大統領は述べた。

中国を為替操作国に認定するという選挙公約はどうするのか尋ねられると、「自分が当選するや否や、(中国は操作を)やめた」と繰り返した上で、北朝鮮に関する中国の協力を犠牲にしたくないという意向を示唆した。

「貿易より北朝鮮の方が大事かもしれない。貿易はとても大事だ。でも、何百万もの、場合によっては何百万もの人が殺されるかもしれない、巨大な戦争と比べて? それはまさに、貿易より上だ」

CBSインタビューでの他の主な発言内容は次の通り――、

  • 交渉中の医療保険改革法案について。既往症は完全に保険対象となり、保険料は下がる。
  • ロシアによる大統領選介入疑惑について。「おそらくロシアなんだろう。中国だったかもしれない、ほかにもいろんな集団だったかもしれないが」。
  • 納税記録の公表について。現在行われている監査が終われば決断する。「僕の納税記録はとても大きいんだ」。
  • 立法手続きについて。「連邦議会の規則、特に上院の規則は信じられないほど古臭くて、遅々として進まない。それに往々にして、不公平だ。多くの場合、本当ならこんな取り引きはしたくないんだという取り引きをしなきゃならない」。
  • 大統領の立場について。「本当に大好きだし、とても良くやってきたと思う(略)大変な仕事だが、これまでも大変な仕事をたくさんしてきた。もっと大変な仕事もあった」。

(英語記事 Donald Trump: N Korea's Kim Jong-un a 'smart cookie'

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39767950

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