今月の旅指南

2019年3月22日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 19世紀末のウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト。金色の装飾や色彩あふれる華やかな作風で知られ、今も多くの絵画ファンを魅了し続ける。昨年の没後100年と今年の日本オーストリア友好150周年を記念した、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館監修による過去最大級のクリムト展が開催される。

グスタフ・クリムト
《オイゲニア・プリマフェージの肖像》
1913/1914年 油彩、カンヴァス 豊田市美術館蔵

 本展にはクリムトの「黄金様式」時代の作品を中心に、肖像画や風景画など25点を超える油彩画がそろう。同時代にウィーンで活動したコロマン・モーザーやフランツ・フォン・マッチュ、クリムトの弟エルンストらの作品もあわせて展示され、世紀末ウィーン美術の潮流に触れられる。

 なかでも、クリムトが油彩画に初めて金箔を使った作品とされる「ユディトⅠ」をはじめ、全長34メートルの壮麗な壁画「ベートーヴェン・フリーズ」の原寸大複製など、クリムトの得意とする官能美を追求した代表作は必見。

 また、人の一生を寓意的に描いた大作で日本初公開の「女の三世代」や、生涯にわたりパートナーとしてクリムトを支えた女性を描いた初期作「17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像」、色彩豊かな女性像「オイゲニア・プリマフェージの肖像」など、幅広いクリムト作品と親しめるのも楽しみだ。

クリムト展 ウィーンと日本 1900
 <開催日>2019年4月23日~7月10日 
 <開催場所>東京都台東区・東京都美術館(山手線上野駅下車)
   <問>☎03-5777-8600
   URL:https://www.tobikan.jp/
 URL:https://klimt2019.jp/

*情報は2019年2月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2019年4月号より

 
 

 

 

 

 

 

 

 

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