今月の旅指南

2012年9月28日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 オーストリアとスイスに挟まれたリヒテンシュタイン。小国ながら、元首である侯爵家所蔵の美術品コレクションは約3万件に上り、個人所有では英国王室に次ぐスケールといわれる。その中から選り抜きの名作が、初めて日本にやってくる。

クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像
ペーテル・パウル・ルーベンス 
1616年頃 油彩
©LIECHTENSTEIN, The Princely Collections, Vaduz-Vienna

 リヒテンシュタイン侯爵家が約5世紀にわたって収集してきた美術品は、絵画や彫刻、タペストリー、陶磁器など多岐にわたり、レンブラントやヴァン・ダイク、クラナッハなど、絵画作品は1600点。今回はそのうち54点の絵画を含む139点の作品が出展されるが、ハイライトの1つは世界屈指のルーベンス・コレクションから選ばれた10点の作品だ。

 会場には、“最も魅力的な子どもの肖像画”と称される「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」や、古代ローマの英雄を描いた大作「デキウス・ムス」の連作など、ルーベンス作品がたっぷり鑑賞できるコーナーも開設される。

 一方、ウィーン郊外にある侯爵家の夏の離宮をイメージした“バロック・サロン”では、天井画などの美術作品に家具、調度類を配置し、まるで宮殿内部のような贅沢な空間が味わえるのも魅力だ。

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝
<開催日>2012年10月3日~12月23日
<会場>東京都港区・国立新美術館(東京メトロ千代田線乃木坂駅下車)
<問>03(5777)8600
http://www.asahi.com/event/liechtenstein2012-13/

◆ 「ひととき」2012年10月号より

 

 

 

 


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