world rice

2015年2月25日

»著者プロフィール
閉じる

田牧一郎 (たまき・いちろう)

田牧ファームズ代表

1952年福島県郡山市生まれ。田牧ファームズ代表。コメ生産者として郡山市で15年、カリフォルニアで20年、「国際競争力のあるコメつくり」をテーマにコメの生産・販売を行う。2012年からはウルグアイで事業を開始。世界の「おいしいごはん」マーケットに輸出を計画。日本のコメ産業も強くなれるはずと、日本でも試行錯誤中。

 このように水田での生産から保管、そして商品である白米を出荷するためにも、一般の扱いとは異なる対策をするには、すべてにコストが余分にかかり、これをペイするためにも販売単価は高く設定されます。

 これが店頭で2ポンド(約907グラム)約7ドルで販売されています。一般栽培のカリフォルニア短粒種は5ポンド(約2.2キロ)7ドルで販売されています。ちなみに反収の低い一般栽培カリフォルニア産コシヒカリも2キロあたり10ドルで販売されています。

 余談ですが、2キロ入りの袋での小売店頭価格とはいえ、コシヒカリ白米価格が1キロ5ドルと、2014年の日本国内で販売されている一般の国産のコシヒカリ白米店頭価格を大きく上回る価格で販売されていることに驚かされます。

 前述のUSDA認証有機栽培米関連商品の多さにも感心させられます。味付きポン菓子(丸や薄い長方形に成形された)のように割れていない完全粒を使っているものがある一方で、コメチップスやいったんコメ粉にしてから加工される商品があります。これは割れた粒の利用であり、生産物はその副産物まで無駄なく利用しています。

 USDA有機認証という付加価値を最大限に生かした、商品開発がされているということです。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

◆Wedge2015年2月号より

 

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る