健常者も車椅子ラグビーを一緒に楽しむ
スポーツから考えるダイバーシティとは

ウィルチェアーラグビー横濱義塾・女子ラグビーYOKOHAMA TKMのダイバーシティ推進活動


大元よしき (たいげん・よしき)  ライター

1962年東京生まれ。外資系IT企業からライターに転身。スポーツのほか、歴史関連も執筆中。著書に『あの負けがあってこそ』『命のバトン―自閉症児と個性派不登校児の教室』『1万回の体当たり―タックルマン石塚武生 炎のメッセージ』(以上ウェッジ)、『一緒に見上げた空』(扶桑社)。

障害者アスリート~越えてきた壁の数だけ強くなれた

世界最高峰の障害者スポーツ大会『パラリンピック』を目指すアスリートたちの「乗り越えてきた壁」に焦点を当て、スポーツの価値や意義を問うと共に障害者アスリートを取り巻く環境について取材していく。

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2014年12月16日、障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を活動拠点にするウィルチェアーラグビーチーム「横濱義塾」は、同じ横浜市内を活動拠点に持つ女子ラグビーチーム「YOKOHAMA TKM」とダイバーシティ推進活動のパートナーシップを結んだ。

 当日は「RIZE」(千葉)や「AXE」(埼玉)というウィルチェアーラグビーチームからも選手が集まり、練習の後半からYOKOHAMA TKMの選手たちを迎え、両チーム代表者挨拶、デモゲーム、YOKOHAMA TKMの競技用車椅子「ラグ車」体験、練習ゲーム、記念撮影が賑やかに行われた。

 「横浜ラポール」のメインアリーナにはYOKOHAMA TKMの選手たちの大歓声と「ラグ車」同士の衝突音が豪快に響いた。

 スポーツ先進都市・横浜からの発信である。

ウィルチェアーラグビー横濱義塾と女子ラグビーYOKOHAMA TKMが結んだ「ダイバーシティ推進活動のパートナーシップ」とは…

健常者もいっしょに楽しめるスポーツ

 「ラグビーといえば男性のスポーツというイメージだったので、女子にもラグビーがあると知って驚いたのですが、同じ横浜で活動している両チームには、リオデジャネイロ(2016年)と東京(2020年)のオリンピック・パラリンピック出場を目指す日本代表の選手が所属していて、お互いが対等の立場で、刺激し、高め合っていこうというスタイルがとてもいいです。初めてお話を伺った時にこれは面白そうだと思いました」

 横濱義塾サイドの責任者を務める山内翔太は迷わず「やろう」と決めた。

 このパートナーシップが進む過程で、山内は2014年7月に横浜で行われた女子7人制大会を観戦して、男子ラグビーと同様の激しさに驚いたと感想を漏らしている。

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「障害者アスリート~越えてきた壁の数だけ強くなれた」

著者

大元よしき(たいげん・よしき)

ライター

1962年東京生まれ。外資系IT企業からライターに転身。スポーツのほか、歴史関連も執筆中。著書に『あの負けがあってこそ』『命のバトン―自閉症児と個性派不登校児の教室』『1万回の体当たり―タックルマン石塚武生 炎のメッセージ』(以上ウェッジ)、『一緒に見上げた空』(扶桑社)。

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