2014年12月16日、障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を活動拠点にするウィルチェアーラグビーチーム「横濱義塾」は、同じ横浜市内を活動拠点に持つ女子ラグビーチーム「YOKOHAMA TKM」とダイバーシティ推進活動のパートナーシップを結んだ。
当日は「RIZE」(千葉)や「AXE」(埼玉)というウィルチェアーラグビーチームからも選手が集まり、練習の後半からYOKOHAMA TKMの選手たちを迎え、両チーム代表者挨拶、デモゲーム、YOKOHAMA TKMの競技用車椅子「ラグ車」体験、練習ゲーム、記念撮影が賑やかに行われた。
「横浜ラポール」のメインアリーナにはYOKOHAMA TKMの選手たちの大歓声と「ラグ車」同士の衝突音が豪快に響いた。
スポーツ先進都市・横浜からの発信である。
ウィルチェアーラグビー横濱義塾と女子ラグビーYOKOHAMA TKMが結んだ「ダイバーシティ推進活動のパートナーシップ」とは…
健常者もいっしょに楽しめるスポーツ
「ラグビーといえば男性のスポーツというイメージだったので、女子にもラグビーがあると知って驚いたのですが、同じ横浜で活動している両チームには、リオデジャネイロ(2016年)と東京(2020年)のオリンピック・パラリンピック出場を目指す日本代表の選手が所属していて、お互いが対等の立場で、刺激し、高め合っていこうというスタイルがとてもいいです。初めてお話を伺った時にこれは面白そうだと思いました」
横濱義塾サイドの責任者を務める山内翔太は迷わず「やろう」と決めた。
このパートナーシップが進む過程で、山内は2014年7月に横浜で行われた女子7人制大会を観戦して、男子ラグビーと同様の激しさに驚いたと感想を漏らしている。