2024年5月9日(木)

佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年2月9日

仕事だからこそ、興味のあることでなければ続かない

 そんな私でも、もともと好きだった雑誌の仕事だけは主体的に動き、積極的に企画を考えることができました。これはもう好きな雑誌の仕事に近づくしかないと希望を出し、4年目に雑誌局に異動になりました。そこでは、担当する出版社の女性誌について各営業局から持ち込まれた依頼や相談に応じたタイアップ広告などのプランを出していくようになります。自分の好きなことや興味のあることであれば、不思議と自然にアイディアやプランが出てくる上にそれが実現して周りの方から評価していただくようにもなったのです。このことがきっかけで、自分が本当に好きで興味のあることや、自分に向いていることを探すことの大切さが痛感できました。

 私が本当にやりたいことは何か? 好きなことは何か?

 今したいと思っていることは何か?

 という自分との対話をくりかえしながら3回の転職を経て、今の仕事に至ったというのが正直なところです。

 「クリエイティブなことが苦手なのに、どうしてクリエイターのマネジメント?」

 と疑問に思われるかもしれません。

 だからこそ、各々の役割をクリアにしています。

 これについて―――、とりわけ佐藤と私との仕事のバランスについては次回お話しをさせていただきたいと思います。

 来週もどうぞよろしくお願いします。


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