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2016年9月20日

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ドイツのメルケル首相は19日、自ら率いるキリスト教民主同盟(CDU)がベルリン市議会選で「苦い敗北」を喫したのを受けて、移民受け入れ推進が大敗につながったと責任を認めた。

ドイツ市議会選でCDUは、得票率17.6%とベルリンで過去最低を記録。メルケル氏は、移民を受け入れると表明した自分の政策がこの結果につながったと認め、ドイツに移民100万人以上が流入することになった事態について、「できることなら何年も何年もさかのぼって、もっとちゃんと準備したい」と報道陣に述べた。

移民危機を振り返り、メルケル氏は自分の政策は「全体としてまったく正しかったが、究極的には、長いこときちんと事態を制御できていなかった。あの状態を繰り返したいという人は、私を含めて誰もいない」と述べた。さらに、自分の移民政策について理解を求めるため、説明により尽力する必要があると認めた。

ベルリン市議会第一党の社会民主党(SPD)は、CDUとの連立を解消する見通し。

一方で、移民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は得票率14%と躍進し、初めて市議会に議席を獲得した。

メルケル氏は昨年から「ヴィア・シャッフェン・ダス」(私たちにはできる)と移民受け入れについて繰り返してきたが、最近では「単純化されたモットー」だと、このスローガンから距離を置いている。

ドイツに移民100万人以上を受け入れるとメルケル首相が表明して以来、CDUの地方選敗退が相次ぐ一方で、AfDは支持を伸ばしている。ドイツ国内の16地方議会のうち、AfDはこれで10議会で議席を得たことになる。

(英語記事 Berlin election: Merkel links migrant crisis to CDU defeat

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37415657

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