佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年2月23日

»著者プロフィール
著者
閉じる

佐藤悦子 (さとう・えつこ)

クリエイティブスタジオ「SAMURAI」マネージャー

1969年東京生まれ。博報堂、外資系化粧品ブランドのAD/PRマネージャーを経て、2001年よりSAMURAIに参加。既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』がある。ブログは日々更新!
 

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、こんにちは。

 これまで6回は、私が日々どのように仕事に取り組んでいるのか、その心がまえのようなことを中心にご紹介させていただいてきました。今回は、SAMURAI(サムライ)の仕事の現場からは少し離れ、私の「選択の基準」についてお話しさせていただきたいと思います。

仕事とプライベートを分けない理由

 仕事の現場から離れると申しましても、私は基本的に仕事とプライベートを自分の中では分けて考えてはいません。もちろん第6回でお話したように、仕事の現場で公私混同がないようにはとても気を使っていますが、仕事を含めて自分の人生ですので、私の頭の中では敢えて公私は分けていないのです。ですから誤解を恐れずに言いますと、選択においては「自分がハッピーであること」を意識しています。

 第2回目の話で私は、仕事をするうえで「全員がハッピーになる状況を目指している」と申し上げました。「自分がハッピーであること」は、そのためのひとつの前提条件でもあります。

 「個人的(プライベート)なハッピーを追求することは、仕事の現場には関係がないのではないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 けれども、自分が仕事においてもプライベートにおいてもハッピーでいないと、不覚にも不機嫌なオーラが自分から人へとすぐに伝染ってしまい、それは周りの方々にとってたいへんな迷惑ではないかと思うのです。

 クライアントやスタッフをはじめとする仕事相手はもちろん、子どもや家族、または友人にもその空気が伝わって、知らず知らずのうちに、その不機嫌オーラに巻き込まれてしまう・・・。

 そうなると、本当は順調だったかもしれない仕事や人間関係に陰りが生じたとしても、不思議ではありません。

パフォーマンスをあげるためにも必要なこと

 そんなわけで、私はいつでも自分の精神状態をよく保つような行動を選択することが重要だと思っています。

 たとえば、先日はこんなことがありました。ある仕事で午前中から日比谷の帝国ホテルで打ち合わせがあり、13時過ぎに終了。その日は16時20分に代々木上原のプレスクールに子どもを迎えに行く予定がありました。いつもなら打ち合わせが終わった後は、まっすぐオフィスに戻って、お迎えの時間まで仕事に集中します。その日も契約書類を確認したり、見積書を作成したり、原稿を書いたりといった仕事が山のように待っていました。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る