メディカルサポートシステムの総合健診とは
一般的な人間ドックの検査項目に加えて、PETやMRI、CTなどの画像診断を組み合わせてより総合的に、精密に検査できるのが特徴です。健診で異常や病気につながるリスクが見つかった場合は、連携先の関西電力病院をはじめ、各分野の専門家や医療機関へのスムーズなご紹介を行っています。
また、健診結果の見方が分からない、結果に不安要素があるという方に対しては、専任のコンシェルジュが各項目の説明や受診の必要性、お一人おひとりに応じた食事や運動の指導を実施しています。人間ドックや一般健診とは違って会員制のため、過去の健診結果と比較しながら、手厚いアドバイスが受けられるのもメリットではないでしょうか。
画像診断を組み合わせる理由は?
ひと口に画像診断と言っても、機器によって性質や得意分野が異なるからです。例えばCTでは、腫瘤の存在や大きさといった客観的なデータが得られます。ところが、の腫瘤の性質については詳細な情報が乏しいため、ほかの検査と組み合わせて、より多くの情報を得る必要があります。MRIはCTに比べると細かなところまではっきりしているのが特徴ですが、 心臓や腸といった動く臓器の診断を苦手としています。PET検査では、ブドウ糖に似た物質を身体に注入した状態で画像を撮影し、がんがある場所を光らせることで、がんの転移や進行具合などが分かります。万能と思われがちですが0.5cm以下のがんはなかなか見つけられないですし、見つけにくい部位も存在します。
このように、がんを確実に発見するためには、ひとつの画像診断では事足りない場合があります。低侵襲で済ませるためにも、複合的に検査を組み合わせて診ることで診断の正確性を上げて、早期診断・治療につなげていくことが大切です。
遺伝子検査も推奨されています
遺伝子検査とは、生まれながら持っている体質や病気のリスクを調べる検査です。多くのがんや生活習慣病は、遺伝的体質が影響していることが明らかになっています。
疾患原因の遺伝子を持っていても、必ずしも病気が発症するわけではありません。なぜなら、食事や運動、ストレスなどの環境要因が疾病の引き金になるからです。リスクが見つかったからといって落ち込むのではなく、日常生活で改善できそうなポイントを探るきっかけにしていただければ幸いです。
総合健診は毎年、受診する必要がありますか?
年齢を重ねても元気でいたい。不自由なく生涯をまっとうしたい、という方にとっては、プラスに働くのではないでしょうか。総合健診は、ご自身の身体と向き合い、疾病を「予防するための指針」 です。健診結果に一喜一憂することが目的ではなく、普段の生活を振り返るきっかけにしてこそ価値が生まれると考えます。疾病の発症リスクが上がる40歳以降の方は、年1回の見直しの機会としてぜひ受診をなさってください。たとえ 20、 30代であっても、家族の既往歴などのリスクがある方は、定期的な総合健診をお勧めしています。日常で薄れがちな健康についていま一度見つめ直し、より有意義な軌道修正の場になることを祈っております。
総合健診
PETなど先進機器を用いた画像診断や、遺伝子検査・睡眠ドック・オーラルドックを含む、約100項目の検査を実施。三大疾病、特にがんについての早期発見率を高めます。
医療連携
万一疾病が疑われる場合、独自ネットワークによる専門医・医療機関を紹介。初診予約から治療後のフォローを行います。
健康サポート
専任のコンシェルジュが、一人ひとりに合った健康支援計画を提案。身体の不調や食事・運動など、健康に関するご相談にお応えします。