挫折の先に見つけた京都での再挑戦への道
医師として多くの患者と向き合う父親の背中を見て、自然と医師を志すようになった池田琢洋くん。でも、夢を現実に近づけるための道は、決して平坦ではなかった。
現役時は医学部を指定校推薦で受験するも、惜しくも不合格に。浪人生活に入り、自宅近くの予備校に通って再度挑戦したが、すべて1次試験で敗退。それでも「医学部以外の選択肢はなかった」という池田くんが、次なる戦略を模索していたときに出会ったのが「京都医塾」だった。
「これまでのやり方では合格を望めないと思い、中学の学習内容も含めた基礎から着実に学べて、学習の状況をしっかり管理してくれる予備校を探していたんです」
京都医塾が開催する1泊2日の無料の合格診断に参加したところ、到達度確認テストとカウンセリングを通して、何が足りていないのかが次々と明らかになった。弱点だけでなく自信のあった科目・分野まで課題が徹底的に分析され、合格までの道筋が示されたのだ。さらに、体験授業の質の高さにも感激し、池田くんは「ここで学びたい」と、その日のうちに入塾を決意したという。
全力で挑む日々を支えるフルサポート
こうして池田くんの京都での生活がスタートした。朝8時に登校し、夜22時に下校する。勉強時間は1日14時間。池田くんだけの特別カリキュラムに沿って、専用ブースでの個人授業と少人数グループの授業が組み合わされる。各科目の講師は、13人がワンチームとなって生徒一人ひとりの学習に伴走する。医学部1次合格率79%、最終合格率61%という京都医塾の実績を支える学びのシステムだ。
「入塾の際に先生に言われて印象に残っているのは『恥をかけ』という言葉です。この言葉があったおかげで、たとえ基礎的な内容でも躊躇せずに質問することができました。どんな質問でも先生方は真剣に向き合ってくれて、一見くだらない質問から思いがけない重要な気づきが得られることも少なくありませんでした」
1年間の学びのなかでは、不安や焦りを感じることもある。そんな池田くんを支えたのは週1回のカウンセリングだ。
「物理が苦手だったので、個別指導の時間を増やしてもらうなど、学期の途中でカリキュラムを調整してもらったこともあります」
椅子に座る時間が多く、坐骨神経痛が悪化したときには、校内に常駐する整体師の施術を受けた。腰の負担が軽くなるよう昇降式の机を設置してもらったこともある。学習面だけでなく、心身の健康面まで支えるのが京都医塾の特長だ。さらに、入試期間には東京などで遠征受験をする生徒のため、試験会場への引率、食事や宿泊の手配まで行う。合格のその日まで、徹底したサポートが受けられるのだ。
受験で培った力を糧に合格から始まる未来へ
努力を重ねた1年後、池田くんは第一志望だった北里大学に合格を果たした。現在は大学4年生。医学部での勉強は決して容易ではないが、確かな手応えを感じながら充実した日々を送っている。
入学当初の成績は130人中118位。しかし「このままではいけない」と自らを奮い立たせ、思い出したのは京都医塾での学びだった。塾長から教わった〝指差し確認〟によるミスの防止法や、苦手分野を紙にまとめて壁に貼る勉強法を実践。すると、成績は83位、13位と着実に上がり、3年生の総まとめではついに首席になったという。
「受験生時代に努力を重ねて結果を出せたことが、今の大きな自信につながっています。大学の勉強で壁にぶつかっても、京都医塾での学びが原動力となって自分を支えてくれていると実感しています」
将来は、整形外科を軸に幅広い疾患に対応できる医師を目指したいと語る池田くん。夢を現実に変えるための挑戦は今も続いている。池田くんの挑戦と成長の記録は、2026年1月に書籍として発表される。
