“熱視線”ラグビーW杯2019の楽しみ方

2018年11月17日

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夏季オリンピック、FIFAワールドカップに次ぐ世界の3大スポーツイベントに挙げられる『ラグビーワールドカップ2019™日本大会』が来年2019年9月20日開幕する。伝統国を離れ、日本でもアジア地域でも初開催となるラグビーワールドカップが一部のファンに留まることなく、一人でも多くの読者に興味を抱いていただけるようラグビーの魅力を伝えていきたいと考えている。

今回はラグビージャーナリストの村上晃一さんとラグビーマガジン編集長の田村一博さんの対談の特別編としてラグビーの魅力を語っていただいた。

*対談前編:ラグビーの起源は「サッカーの試合中にボールを持って走った」ではなかった!
*対談後編:歴史的大敗からの復活、ラグビー日本代表が南アフリカに勝利できた理由

優勝候補のオールブラックスを軸にラグビーワールドカップを楽しむ

――ラグビー全体の競技レベルが上がって、国内、海外ともにどこのチームの戦い方も似てきたというご指摘がありましたが、純粋に競技としての魅力とスピリットや文化も含めた広い意味でのラグビーの魅力をお聞きしたいと思います。

 まずは競技的な魅力とはどんなところにあるのでしょうか。優勝候補を軸にお聞かせください。

村上:なんといってもニュージーランド、オールブラックスですね。

 ニュージーランドは個人的なスキルが高く、パスやキック、ランニングなどすべての面において優れているので、その強いニュージーランドをどこの国が、どんな戦い方で倒しにいくかというのが、もっともわかりやすい楽しみ方だと思います。

11月3日に行われた日本代表のテストマッチ、ニュージーランド戦(写真:千葉格/アフロ)

 ラグビーのルールは相手ゴールにボールを運ぶというシンプルな競技です。ボールをどうやって運んでいくか、その方法にそれぞれのチームの特徴がでます。

 たとえば体が大きくて強い選手が多ければ、その体を使ってどんどんぶつかっていけば前に進めるし、走るのが速い選手がいるのであれば、その選手が走るスペースをたくさん作るような戦い方をすればいい。

 ラグビーを見ていただくにあたって、それぞれのチームがどうやってボールを運ぼうとしているかという点に気をつけて見てください。

 そのうちにこのチームはタテばかり行くとか、キックが多いなというように分かるようになってきます。

 よほどの実力差がないかぎり決まった戦い方はなく、一番強いニュージーランドでも相手によって戦い方を変えています。

 ニュージーランドはどんな戦い方もできるチームなのでラグビーの魅力がたくさん詰まっていると思ってください。初めてラグビーワールドカップを見る方でもオールブラックスの試合は十分に楽しめるはずです。

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