田部康喜のTV読本

2013年3月27日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

フジ果敢な挑戦も視聴率低迷のワケ

 フジテレビの視聴率競争における凋落ぶりは知られている。テレビ朝日と日本テレビの2強が首位を争い、フジは後塵を拝している。

 編成と制作の企画陣のチャレンジ精神が反転攻勢のキーとなるのだろう。「ラノベ」のドラマ化という新しいジャンルに果敢に挑戦した「ビブリア」は、その好例だと思う。

 ただ、「ビブリア」は当初は視聴率が10%を超えて、週間のドラマ部門でベスト10位に入っていたのが、後半はそのタイトルが消えた。

 原作とドラマの溝という視点に立って、その原因を探るとするならば、原作にはない脇役の数が多い点にあるのではないか。人気俳優やタレントを配して、視聴率を上げようという意図がみえる。それがかえって、栞子をはじめとする主役たちの心理の綾を描いている原作の魅力をそこなっているように思う。

 第2シリーズに期待したい。 (敬称略)

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