ショーゼンさんの 川柳いろは教室

2013年4月23日

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杉山昌善 (すぎやま・しょうぜん)

1943年生まれ。川柳は川柳作家・時実新子氏に師事、テレビ・雑誌などさまざまな媒体で選者を務めるほか、都内を中心に川柳教室などを開く。著書に『今日から始める現代川柳入門』、『60歳からの新しい川柳』(実 業之日本社)ほか。

 こんにちは。今年もいよいよ大型連休がやってきますね。ふだんの生活とは違うゴールデンウィークなら、川柳に詠みたくなる素材にもたくさん出会えるかもしれませんよ。

 でも素材に出会うチャンスの多いときこそ、シンプルな川柳をつくることを心がけましょう。シンプルな句のほうが、訴求力が高まるんです。

川柳の具は少なめに

のぞみ 川柳を詠むときに、キーワードになる言葉をたくさん入れたくなってしまうことがあります。

ショーゼン うん、題詠ならば迷わないけれど、雑詠だといろいろ盛り込みたくなっちゃうんだよね。でもそうすると、効果が分散してしまいます。

かがり火に星と蛍が消えていく

のぞみ 「かがり火」「蛍」「星」。イメージ豊かな言葉がこれだけ並ぶと、作者が句に何を託したかったのかがわかりづらいですね。

ショーゼン うん、例句は具が多いから、「炎の明るさで消される星の儚さ」と「炎に集まって焼け死んでしまう蛍の哀しさ」の2つが読みとれます。

こだま たとえば幕の内弁当って、蓋を開けたとたん目移りするでしょう? それよりも一点豪華主義のハンバーグ弁当みたいな句がいいわね。

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