Bangkok駐在便り

2015年9月8日

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 日本での露出が減少するのと同様に、タイでもバンコク連続爆発事件が落ち着きを見せ始めている。

 これまでのおさらいをすると、事件から約2週間後の8月29日、警察はバンコク都内のムスリム居住区でトルコのパスポートを持つ男性を逮捕。3万もの携帯電話の記録から30に絞り、ついに容疑者の身柄拘束に至った。容疑者のアパートからは、17日のエラワン廟で使われた爆発物と同じ材料や100冊以上の偽造パスポートが見つかり、二転三転していた事件は急展開。

ウイグル族をトルコやマレーシアに搬送する手伝いをしていた

 容疑者のビラー・ムーハンマットはトルコからベトナム、その後ラオスからタイに入国。タイの国境では、イミグレーションの職員に1万8000バーツの賄賂を支払い、取り調べを回避していた。ちなみに容疑者の逮捕後、賄賂を受け取った同職員6人は異動となったが、異動で済んでいるのがタイらしいとも言える。

容疑者は逮捕されたものの、いまだバンコクのいくつかのショッピングモールでは入り口でボディチェックが行われている

 容疑者は「ウイグル族をトルコやマレーシアに搬送する手伝いをしていた」と供述しながらも、事件への関与を否定。しかし、内容には事実と食い違いがみられ、引き続き事件との関わりを調べている。

 翌30日には、ビラー容疑者の住まい近くのアパートからも大量の爆発物の材料が発見される。部屋を借りていたトルコ人の夫に持つタイ人女性は、AFP通信のインタビューで「夫の友人のために部屋を借りた。ただし、私が住むことはなく、部屋で何が行われていたかはわからない」と答えている。

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