Bangkok駐在便り

2015年9月24日

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日本人でもローン可 
バブル状態のバンコク

 前回までのバンコクの連続爆発事件からうってかわって、今回からはバンコク在住者ならではの視点で、タイの政治・経済からカルチャー、フード、駐在員の暮らしまで、リアルな情報をお届けしていきたい。

 まずは「今のバンコクってどうなの?」というシンプルな疑問。なにせ日本で報道されるのは、首都封鎖デモであったり、爆発事件であったり、いずれも穏やかではないものばかり。いまだに屋台ごはんが主食で、不衛生な後進国だと考えている方もいるだろう。ただ、これは正解であり、不正解でもある。

 地方をみれば、1日300バーツ(日本円で約1000円/タイの1日の最低賃金)以下で、つつましい暮らしをしている人は多い。しかし、バンコクでは大きく異なる。もはやバンコクでは、人件費のみならず物価も高騰。3年前では、屋台飯が普通に30バーツで食べられたが、現在では平均40バーツ以上という印象だ。ただし、バンコクのすべての地域が該当するわけではなく、いわゆる貧困地域ではあまり変化はない。ちなみに筆者がお気に入りの汁なしバミー(中華麺)のトッピング全部乗せは、65バーツ。これがまたうまいのだが、飲食事情については、また別の機会に紹介する。

コンドミニアムが建てられる前に売り出される「プリセール」

 バンコクは年々発展を遂げ、その成長ぶりは目覚ましいものがある。今やバンコクは、ショッピングモールやコンドミニアムの建設ラッシュ。ショッピングモールでは、シャネルやプラダ、ヴィトンといった大手メゾンが軒を連ね、富裕層のタイ人や中国観光客を喜ばせている。ちなみに日本のブランドに目を向けると、ISSEI MIYAKEの「BAO BAO」がタイ人に人気。国民から絶大な支持を受けるシリントーン王女が愛用され、火が点いたともされている。もし、日本のショップで熱心に「BAO BAO」を選んでいるアジア人がいたら、ほぼ間違いなくタイ人だと思っていいだろう。

一等地、トンローのコンドミニアム購入の広告。420万バーツ(約1500万円)から

 コンドミニアムの建設ラッシュも、ここ2、3年続いている。タイには「プリセール」という、建物が完成する前に売り出す、日本ではあまり馴染みのない売買方法がある。建物が出来上がった頃には、購入時よりも価格が5〜20%上がるため、投機目的で購入する人も少なくない。まさにバブルと言っていいだろう。ちなみに日本人居住区として有名なスクンビットエリアでコンドミニアムを購入する場合は、最低でも400万バーツ(約1400万円)ほどはかかる。それでも一等地ということを考えれば、東京に比べてはるかに安い。ちなみに日本人でもローンが可能なため、投資という意味でバンコクのコンドミニアム購入は悪くはない。

トンロー地区のコンドミニアム群。一階にカフェや美容クリニックも入居

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