赤坂英一の野球丸

2016年6月29日

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「カープうどん」

 マツダスタジアムは球場内部のコンコースが広く、QVCと同じように食事やグッズの店舗が多い。2007年に着工する際、これほどコンコースのスペースを取る必要があるのかと異を唱える声も出たそうだが、「これからは子供たちが遊び回れるところも必要。そういう子供たちが大きくなって、カープを応援してくれるようになるのだから」という松田元オーナーの主張が通り、現在のようなにぎやかな〝球場内商店街〟が出来上がった。

 ちなみに、そうした店舗の一つ、〈カープうどん〉は旧広島市民球場から続く老舗中の老舗である。2009年のマツダスタジアム開業の際に新しい業者が参入したところ、ファンから「昔のカープうどんのほうがよかった」という声が続出。カープ番記者までが「昔の味を復活させてほしい」とわざわざ新聞記事にするという騒ぎになり、旧市民球場に出店していたうどん屋が復活した、という経緯がある。おかげで私のようなオールドファンが大勢戻ってきたのだから、たかが球場の出店じゃないか、などと侮ってはいけない。

 楽天の本拠地・コボスタ宮城のレフトスタンドに作られた観覧車も、斬新な試みとして注目を集めている。こちらは1回300円、約3分ながら遊園地気分が味わえる。いずれはDeNAも橫浜スタジアムの外野スタンドに観覧車を建設する構想を持っているそうだ。こういう楽しみのある球場なら、野球好きのオヤジも嫁さんや子供を誘いやすいはず。夏休みの切符の予約はお早めにどうぞ。

  
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