2024年4月26日(金)

海野素央のアイ・ラブ・USA

2016年9月23日

テレビ討論会のポイント

 さて、トランプ候補は共和党候補指名争いで11回のテレビ討論会をこなし、容赦なく相手候補を攻撃しノックアウトしてきました。その一方で、本選に入ると同候補は大統領らしく振舞い柔軟な姿勢も見せています。テレビ討論会で、主としてどちらのスタイルをとるのか、あるいは混合型をとるのかにも注目です。言い換えれば、どちらのトランプ候補が討論会に登場するのかです。いずれにしても、同候補はクリントン候補にとって決してくみし易い相手ではないことは確かです。

 トランプ・クリントン両候補にとってテレビ討論会の成否は、第1に効果的な非言語コミュニケーションの実践、第2に相手に攻撃された際の有効なブレンド戦略の活用、第3に感情のコントロール、第4に会場で質問をした有権者に対する感情移入、第5に効果的な最終弁論、にあると筆者はみています。

  
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