ペコペコ・サラリーマン哲学

2010年3月16日

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 先日、一読者の方から次のような嬉しいお手紙を頂きました。

 このたび、「WEDGE Infinity」の連載をまとめて拝読し、おおいに共感いたしました。下さんや渡辺さんら都立大泉高校の俊英を紹介しつつ、先生の視点から、優れている所以を解説され、それによってひとの生き方、物事への対処の仕方をアドバイスされています。どれもが私の心に素直に入ってきました。

  第24回では、渦中の政治家に対して、「本当のところがよくわからないような行動をとる」のではなく、「若者たちにとって、もっともよいお手本になる」行動を率先垂範してほしいと訴えておられますが、おっしゃるとおりです。私も、いまは厳しくとも、遠からずよくなると若者に希望をもたせる、それが政治であり、政治家の責務だと思います。こんな体たらくでは、日本の将来に希望を失わせ、雇用不安におびえる若者たちを元気付けることは出来ません。せっかく政権交代が実現しても、どこの党の政治家も大して変わりはないのだと悲しくなります。

   「金児昭のペコペコ哲学~高校同窓生からみた亀井静香氏」は、私が漠然と思っていたところが、興味深い事例で的確に記されています。これからが楽しみだし、亀井静香郵政・金融大臣にも日々の活動の指針として是非読んでいただきたいと思います。また大臣には「総理たるもの、時には嫌われることも言わなければならない。八方美人は国民を不幸にする」と、総理をきちんと説得してほしいと思います。

 私は、亀井大臣に読んでください、とは、おこがましくてとても言えません。しかし、こんなに真剣に読んでくださる方がおられることを知って、いまさらながら、コラムに対しての責任感がわいてきました。

 2月中旬から3月初めにかけて行われた、カナダ・バンクーバー冬季五輪での世界中の選手たち、特に日本のアスリートの活躍に胸躍らせ、感動にアリガトウを言い、自分も彼ら彼女らに肖(あやか)りたいと、日本中の人たちが決意を新たにしました。73歳の私も、改めて、自分の過去・現在・未来について考えるいい機会をもらったと感謝しています。

 私自身は、軟式テニス部で中学・高校では選手でしたが、大学では補欠選手として過ごしました。だから本当の歓喜の声をあげられませんでしたが、超優秀な選手の行動と結果については、無意識のうちに憧れて肖りたいと思って、生活してきています。六大学野球では立教大学の長嶋茂雄選手の大ファンでした。前にも触れましたが亀井君は大学で合気道部の主将だったので、スポーツの感動をよく知っていると思います。

「たまたま」と「出たとこ勝負」の間にあるもの

 前回私は、人生は「たまたま」と「出たとこ勝負」が大事と書きました。その二つの間には、「憧れ」て「肖りたい」と思うことがベースにあって、そう思うことが何か次につながっていくように思えます。これが今回のテーマです。

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