「子縁」でつながる秋津地域のお父さん 

2016年12月29日

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岸 裕司 (きし・ゆうじ)

秋津コミュニティ顧問

1952年東京生まれ。広告・デザイン会社の(株)パンゲア代表取締役、習志野市立秋津小学校PTA会長時に秋津コミュニティ創設、会長を経て現在顧問兼秋津小学校コミュニティルーム運営委員会顧問。文部科学省委嘱コミュニティ・スクール推進員、学校と地域の融合教育研究会副会長、埼玉大学・日本大学非常勤講師、ほか。著書に『「地域暮らし」宣言』『学校を基地にお父さんのまちづくり』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校開放でまち育て』(学芸出版社)など。

 「12月は忙しいねぇ」と秋津コミュニティのあるお父さん。

 「そうだねぇ」と私。

 例年12月は劇団・蚊帳の海一座の定期公演があり、工作クラブの凧つくり教室、学校のロータリーや公園などへの電飾の飾り付け、そして年末恒例の秋津小学校コミュニティルームの大掃除などがあるからです。

 そうそう、途中で今月は明治学院大学4年の女子学生が卒論のための研修視察に来るし。

25回目を迎えた劇団・蚊帳の海一座の定期公演

 まずは、蚊帳の海一座の大道具や舞台づくり。

劇団・蚊帳の海一座の舞台づくりに励む秋津の工作クラブのお父さんや劇団員。菊田公民館で(写真提供:関嘉民さん)

 毎年、公演は11月末から12月上旬ころなのに、大道具づくりなどは夏ごろから始まります。

 「ウイ~ン、ウイ~ン!」と電動ノコギリの大きな音が、コミュニティルーム工作室の窓外に鳴り響いています。

 「よしたみさん、何つくってんの?」と私。

 「それがさぁ、何だかわかんないんだよね、ちまこがいうからつくってるんだけどね」と彼。

 よしたみさんは、蚊帳の海の役者兼大道具掛。

 ちまこさんことちまちゃんは、よしたみさんの連れ合いですが劇団の座長兼脚本作者兼演出家。

 ふたりは夫婦なのに、ちまちゃんの脚本が上がる前から「大道具はこんなふうなのをつくって!」との強いイメージ要求から、よしたみさんは工作クラブ員とともに四苦八苦で制作にいそしみます。

 しかし、演出(演出家の愛称)からのダメ出しはしょっちゅう。何度もつくり直しが続きます。

 で、25回目を迎えた今回の演題は「ホイップアーウィルの鳴く時」なんだって。

 題名のホイップアーウィルってわかります?

 アメリカの夜鷹のことなんだって。

 夜鷹は辞書的にはこんな鳥。

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