「12月は忙しいねぇ」と秋津コミュニティのあるお父さん。
「そうだねぇ」と私。
例年12月は劇団・蚊帳の海一座の定期公演があり、工作クラブの凧つくり教室、学校のロータリーや公園などへの電飾の飾り付け、そして年末恒例の秋津小学校コミュニティルームの大掃除などがあるからです。
そうそう、途中で今月は明治学院大学4年の女子学生が卒論のための研修視察に来るし。
25回目を迎えた劇団・蚊帳の海一座の定期公演
まずは、蚊帳の海一座の大道具や舞台づくり。
毎年、公演は11月末から12月上旬ころなのに、大道具づくりなどは夏ごろから始まります。
「ウイ~ン、ウイ~ン!」と電動ノコギリの大きな音が、コミュニティルーム工作室の窓外に鳴り響いています。
「よしたみさん、何つくってんの?」と私。
「それがさぁ、何だかわかんないんだよね、ちまこがいうからつくってるんだけどね」と彼。
よしたみさんは、蚊帳の海の役者兼大道具掛。
ちまこさんことちまちゃんは、よしたみさんの連れ合いですが劇団の座長兼脚本作者兼演出家。
ふたりは夫婦なのに、ちまちゃんの脚本が上がる前から「大道具はこんなふうなのをつくって!」との強いイメージ要求から、よしたみさんは工作クラブ員とともに四苦八苦で制作にいそしみます。
しかし、演出(演出家の愛称)からのダメ出しはしょっちゅう。何度もつくり直しが続きます。
で、25回目を迎えた今回の演題は「ホイップアーウィルの鳴く時」なんだって。
題名のホイップアーウィルってわかります?
アメリカの夜鷹のことなんだって。
夜鷹は辞書的にはこんな鳥。