熊本地震から1か月半が過ぎ、余震の震度は報道では弱まってきましたが、まだ警戒が必要なようです。
そして、テントや車上での避難生活を余儀なくされている方も多いとのことから、エコノミークラス症候群や、暑くなってきたので食中毒なども心配されはじめてきました。
いっぽう、ほとんどの学校は再開されたようですが、他校の校舎や保育所などを間借りしての再開や、ある学校では図工室や家庭科室のほか、多目的ホールを高いボードで仕切り2つの教室にして使っているそうです。
またある中学生は、間借りして再開した学校までの通学には1時間以上かかるため、避難中の中学校にそのまま通っているとのこと。
知人が熊本へ支援に
そんな中、私が役員の学校と地域の融合教育研究会の仲間の会員が、熊本へ支援に駆けつけました。
そして、以下の内容をメールで知らせてくれました。
「岸ゆーくん先生、ごぶさたしています。実は今、熊本にいます。九州・山口災害協定に基づき、山口県庁・市町村から総勢50人が益城町の南隣・御船町に派遣されることになり、山陽小野田市を代表して金曜日から支援物資の配給に従事しています」と。
そして、前回の私の連載「災害時、避難所となる学校 運営の問題と再開の課題」の記事に触れながら続けます。
「記事の学校支援本部と避難所の話は、お伺いしていたので、実際に現場の様子を体感する必要があると思い、立候補して派遣されました。50人の雑魚寝は、少ししんどいですが、避難されている方のことを思えば、そんなこと言ってられませんね。また、お会いした時に今回のお話をさせていただきます」と。
この方、和西禎行さんは、山口県の山陽小野田市教育委員会の社会教育課の課長で青年の家所長と中央公民館館長も兼務しています。
和西さんのように全国から支援に駆けつけているようで、心強く思います。