ホイップアーウィル夜鷹は、地表近くを飛行する夜行性の鳥。落ち葉や木に同化できる羽毛と、大きな目と裂けたような巨大な口が特徴で、これを開きながら低いところを飛行して昆虫をとらえる。この鳥の鳴き声が聞こえると、不吉なことの前触れ的な意味合いがあるらしい。
そう、宮沢賢治の「よだかの星」のイメージかな、なんだか恐ろしげな演劇のよう。
でも賢治の夜鷹は、夜空を飛び続けていつしか青白く燃え上がる星となり、今でも夜空で燃える存在となったのだから、最後はハッピーエンド的。
飛んでるちま座長の脚本は、毎回難解そのもの。でも身近なおじさんやおばさん、お姉ちゃんやお兄ちゃんたちが演じる演出や、からくり大道具なんかが毎回観て楽しい!
劇団・蚊帳の海一座の本番
「わからないけど、楽しい!」
で、公演日の1週間前から借り切った公民館の多目的ホールで本番用の舞台づくりがはじまりました。
で、私も孫を含めて家族で観覧。
今回は、案外わかりやすくて面白かったし、舞台も凝ってるしバックミュージックもドンピシャでした!
「今回もわからなかったけど、楽しかった!」との中学生女子のすてきな以前の感想を思い出しました。
この感覚って受験学力の反対だよね、と思うの。
「わかるけど、楽しくない」のが受験学力。楽しくないから合格すると忘れちゃう、の反対感覚。
で、ちま座長は、秋津コミュニティの仲間へ終了後にこんなお礼メールを発信しました。
「コミュニティメールをお借りして発信させていただきます。蚊帳の海一座の第25回公演もおかげさまで盛況のうちに無事終える事ができました。皆様のお力に感謝しております。入場者数も375名と多くの方に観ていただきました。今回は三菱UFJ信託地域文化財団の助成を受け、経費的にも大助かりではありましたがやはり赤字公演(約12万ぐらい)となりました(贅沢な舞台にさせていただきました)。
このあとゆっくりと充電をして、来年の旗揚げ25周年公演に備えたいと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでした。蚊帳の海一座、関知磨子」
蚊帳の海一座は来年創立25周年を迎えます。
25周年は、秋津コミュニティの前身団体の創設と同じ年月なんです。