障害者アスリート~越えてきた壁の数だけ強くなれた

2017年2月1日

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 リオデジャネイロ・パラリンピックの自転車女子Bクラス(二人乗り用タンデム自転車)、ロードタイムトライアル(30km)で、見事銀メダルに輝いた鹿沼由理恵選手とパイロットの田中まい選手。

 今回は壮絶な壁を乗り越え、メダル獲得に挑んだ鹿沼選手にお話を伺った。

 障害者アスリートシリーズ2度目の登場である(前回:「工夫すればできるでしょ!」 負けず嫌いの先天性視覚障害者)。

力強さと繊細なチームワークが魅力のパラサイクリング(写真提供:本人)

怪我でクロスカントリースキーから転向

 2010年バンクーバー冬季パラリンピックに出場し、クロスカントリースキー日本代表として将来を嘱望されていた鹿沼の競技人生は肩の怪我によって暗転。競技引退を余儀なくされた。

 バンクーバー大会での出場4種目の成績は、バイアスロン・パーシュート7位 / 5kmクラシカル走法8位 / クラシカル・スプリント7位 / クロスカントリースキー女子リレー(2.5km×3人)5位。上位には食い込んだものの、メダルには届かなかった。

 クロスカントリースキーを断念した鹿沼だが、カナダ人のライバルに刺激を受け、2012年にパラサイクリング選手として復活。リオ・パラリンピックでのメダル獲得が目標となった。

 前回の取材は競技転向の翌年である。その際、「国際大会で表彰台に立ちたい」「バンクーバーでの準備不足は味わいたくない。リオ・パラリンピックでは、4年間やってきたと自信を持って戦いたい」そして、「メダルを獲得したい!」と並々ならぬメダルへの思いを語った。

 今回の取材は、その準備についての質問から始まった。

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