特集:台湾総統選挙2019
2018年の「台湾統一地方選挙」を踏まえたうえで2019年秋に行われる台湾総統選挙の行方を読み解く(写真:AP/アフロ)
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2019/05/25 早川友久
台湾の総統はなぜ、国民の直接投票によって選ばれるのか――。その仕組みに強くこだわった李登輝さんの想いを、唯一の日本人秘書である早川友久さんが明かします。
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2019/05/10 立花 聡
鴻海の郭台銘会長が4月17日、2020年の台湾総統選に出馬する意向を表明した。成功した企業家が政治家に転身することで、「台湾版トランプ」とも言われているが、こればかりは、本質を取り違えたとんでもない話だ。
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2年前に私が出馬を予想していたワケ
2019/04/19 野嶋 剛蔡英文総統の人気不足も一言で言ってしまえばリーダーシップの欠如に起因していると言わざるを得ない。テリー・ゴウのリーダーシップは独裁といっても過言ではないほどだが、その点は保証つきである。
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2019/04/12 早川友久
再選を目指したい蔡英文と、このままでは政権を手放すどころか民進党の凋落に繋がると危機感を募らせた頼清徳の一騎打ちの様相を呈している。
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2019/03/19 野嶋 剛
頼清徳氏は、人気では民進党の政治家のなかではナンバーワンだが、党内の主流派は蔡英文総統の再任を目指すことで一致しており、複雑な戦いになりそうだ。
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2018/12/26 野嶋 剛
「福島など5県の食品輸入を禁じる規制を継続する」という住民投票を行い、77.7%の賛成票を集めて可決された台湾。その背景を、ジャーナリスト・野嶋剛氏が読み解く。
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2018/12/13 岡崎研究所
台湾の地方選で、蔡英文総統率いる民進党が大敗した。次期総統選に向けて民進党、国民党の照準が画策されるだろう。一方、中国の選挙介入が懸念され、台湾企業や若者へのプロパガンダが疑われている。中国による台湾干渉を更に注視していく必要がある。
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2018/12/08 早川友久
11月24日に行われた台湾統一地方選挙の結果に対し、「心配半分、喜び半分」と語った李登輝さん。日本人秘書である早川友久さんが、その真意を説き明かします。
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2018/12/13 岡崎研究所
台湾の地方選で、蔡英文総統率いる民進党が大敗した。次期総統選に向けて民進党、国民党の照準が画策されるだろう。一方、中国の選挙介入が懸念され、台湾企業や若者へのプロパガンダが疑われている。中国による台湾干渉を更に注視していく必要がある。
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統一地方選の「国民投票」が意味するもの
2018/11/30 栖来ひかり国際的にマイノリティーである台湾の在り方に不公平を唱えながらも、台湾社会のなかのマイノリティーに対する不公平には疑問を感じていないことになる。
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統一地方選挙後の中台関係
2018/11/27 野嶋 剛民進党から国民党にトップが交替した高雄市や台中市には目に見える「配当」を与え、台湾社会に「親中・反中」の間で分断を作り出そうとするに違いない。
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堅実な政治ゆえに低迷する支持率
2018/11/21 松田康博11月の統一地方選挙で民進党が敗北すれば、蔡英文総統は与党主席の退任を余儀なくされる。政権基盤の立て直しに向け反転攻勢をかけているが、負のイメージの払拭は容易ではない。
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2018/11/14 井上雄介
11月24日の投開票を前に熱を帯びる台湾統一地方選挙。油断する与党・民進党を尻目に台湾第二の都市「高雄市」の市長選挙で最大野党・国民党が巻き起こした「韓流ブーム」は全国に波及するのか。
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「本省人vs外省人」では語れない統一地方選
2018/11/09 早川友久日本人のなかには、「外省人」と聞くと嫌悪感を示す人がいる。「あの市長は外省人ですよ」と聞いただけで「そりゃダメだ」と断言する人がいる。しかし、あえて断言するならば、本省人や外省人といったくくりだけでは、もはや判断できない時代になっているの…
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2018/11/07 野嶋 剛
台湾で次期総統選の行方を大きく左右すると見られる統一地方選が11月24日に迫っているが、与党・民進党の敗北は不可避な情勢だ。4大都市である台北、新北、台中、高雄のすべてを落とす可能性があり、特に民進党優勢の地盤で安泰と見られた高雄で敗北す…
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2018/11/05 岡崎研究所
台湾の蔡英文総統は、中華民国建国記念日の演説で中国に対する強硬な姿勢を示した。対中関係では慎重だった蔡総統だが、最近の米中関係や地方選挙を控えて、その立場を鮮明なものにし、米、日、欧との連帯を強める方向に舵を切ったということだろう。
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「独立か、統一か」では語れない統一地方選
2018/10/26 早川友久11月24日に、4年に一度の「統一地方選挙」の投票が行われる台湾。2020年の総統選挙に向けた試金石としても注目されるが、2014年の「ひまわり学生運動」やその後の政権交代を経て、台湾の若者はいま、政治に何を期待しているのだろうか――。李…
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「政権攻撃の口実」に利用されている日本
2018/09/25 栖来ひかり9月14日、台北駐大阪経済文化弁事処の蘇啓誠代表が大阪府内で亡くなった。自殺だった。台風21号によって封鎖された関西空港での対応をめぐり、台湾で議論が巻き起こったことに責任を感じての事だったと報道されている。蘇氏を自殺まで追い詰めたのはS…
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2018/07/30 岡崎研究所
これまで2年間の中台関係における蔡英文の政策は「現状維持」にとどまっていた。しかし6月のAFPの取材で、基本的スタンスは「台湾独立」へと強く傾斜するものとなったと見える。中台間の緊張は強まる一方と言える。
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