ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2018年10月3日

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佐藤達夫 (さとう・たつお)

食生活ジャーナリスト

1947年5月30日、千葉県千葉市生まれ。1971年北海道大学水産学部卒業。1980年から女子栄養大学出版部へ勤務。月刊『栄養と料理』の編集に携わり、1995年より同誌編集長を務める。1999年に独立し、食生活ジャーナリストとして、さまざまなメディアを通じて、あるいは各地の講演で「健康のためにはどのような食生活を送ればいいか」という情報を発信している。日本ペンクラブ会員、女子栄養大学非常勤講師(食文化情報論)、食生活ジャーナリストの会事務局長。主な著書共著書に『食べモノの道理』(じゃこめてい出版)、『栄養と健康のウソホント』(一般社団法人家の光協会)、『これが糖血病だ!』(女子栄養大学出版部)、『安全な食品の選び方・食べ方事典』(成美堂出版)、『野菜の学校』(岩波書店)、『新しい食品表示の見方がよくわかる本』(中経出版)ほか多数。講演活動では、「あなたはなぜやせられないか?」「生活習慣病は自分で治す」など肥満や糖尿病のメカニズムや、「健康長寿のための食事と生活」という食生活と健康にまつわる最新情報を、医師の視線ではなく、一般の人にわかりやすいことばで提供する。あるいは、健康を保つ上で欠かせない技術としての「安全な食品の選び方」や「食品表示の見方」あるいは「健康にいい野菜の栄養情報」を、やさしく解説する。また、長年、女性雑誌を編集してきた立場から、「男性の家事が社会を変える」「中高年からの二人暮らし」などのテーマで、男性の家庭内自立を説く。

新米がおいしく、魚に油がのり、芋やキノコが多種類出回り、果物が豊富に実る季節の到来。

あんなに運動量が多い馬でも肥る秋、ただでさえ運動量が少ない人間は体重が増えるばかり。

しかし、いくら食べ物がおいしくとも、この秋は体重を増やさないままで(できれば少しでも体重を減らして)来たりくる年末年始に備えたい。

(CharlieAJA/iStock/Getty Images Plus)

基本:体重の増減は「エネルギーの出納」が決める

体重コントロールの基本(であり「すべて」だといってもよい)は「摂取エネルギーと消費エネルギーの出納」。

つまり、飲食のカロリーと運動(や身体維持)のカロリーの「出入りの差」が体重に反映される。

もちろん、後者よりも前者のほうが多ければ体重は増え、その逆であれば体重は減る。

これ以外では(ホルモン異常などの明らかな疾病を持つ場合を除き)体重は減りもしなければ増えもしない。

近年、時間栄養学とか、食べる順番ダイエットあるいは糖質制限ダイエットなどがもてはやされている。

「朝食と昼食はたくさん食べても、夕食さえ少なくすればやせる」「あるいは、先に野菜を食べ、カロリーの高い食材をあとから食べればやせる」「ご飯やパンやスイーツさえ減らせば、肉や魚などのたんぱく質をいくら食べても肥らない」などという論理だ。

これらの方法で「やせる」ためには、「トータルで摂取カロリーが減る」という単純な事実が必要だ。

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