2024年12月7日(土)

ビジネスパーソンのための「無理なく実践!食育講座」

2018年10月3日

新米がおいしく、魚に油がのり、芋やキノコが多種類出回り、果物が豊富に実る季節の到来。

あんなに運動量が多い馬でも肥る秋、ただでさえ運動量が少ない人間は体重が増えるばかり。

しかし、いくら食べ物がおいしくとも、この秋は体重を増やさないままで(できれば少しでも体重を減らして)来たりくる年末年始に備えたい。

(CharlieAJA/iStock/Getty Images Plus)

基本:体重の増減は「エネルギーの出納」が決める

体重コントロールの基本(であり「すべて」だといってもよい)は「摂取エネルギーと消費エネルギーの出納」。

つまり、飲食のカロリーと運動(や身体維持)のカロリーの「出入りの差」が体重に反映される。

もちろん、後者よりも前者のほうが多ければ体重は増え、その逆であれば体重は減る。

これ以外では(ホルモン異常などの明らかな疾病を持つ場合を除き)体重は減りもしなければ増えもしない。

近年、時間栄養学とか、食べる順番ダイエットあるいは糖質制限ダイエットなどがもてはやされている。

「朝食と昼食はたくさん食べても、夕食さえ少なくすればやせる」「あるいは、先に野菜を食べ、カロリーの高い食材をあとから食べればやせる」「ご飯やパンやスイーツさえ減らせば、肉や魚などのたんぱく質をいくら食べても肥らない」などという論理だ。

これらの方法で「やせる」ためには、「トータルで摂取カロリーが減る」という単純な事実が必要だ。


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